9月17日 木曜日 歌謡曲104
こんばんは。
今夜の「歌謡曲」は「隠れファン」の第5回目です。第4回までが1990年代でしたが、今回は時代が遡り、1986(昭和61)年にスポットを当てました。
それにしても懐かしい名前が並びますね。オメガドライブやハウンド・ドッグも好きでしたし、次回の「歌謡曲」で登場予定の南野陽子さん・小泉今日子さんも見えます。
この年のシングル売上ランキング第100位というキリの良さが目立ちます、デビューシングル「モノクローム・ヴィーナス」が約22万枚のヒットとなった池田聡さんです。
この曲を初めて聴いたのは、スズキのショールームでした。
なにせこの曲、スズキ・アルトのCMソングだったため、宣伝の意味も込めて流れていたのでしょうね。しかし当時わたしは小学生です。「ヴィーナス」という言葉を知らなかったので、「胸に閉じた 君はミラ」に聞こえました。クルマには興味があったので、”スズキなのにダイハツのクルマの曲を流してる・・・”と不思議に思ったのでした。そんな印象に残った曲ですが、作詞・松本一起さん、作曲・佐藤健さんの手による作品です。このコンビは、1993(平成5)年にヒットした「夏の日の1993」(class)を手掛けたんですね、知りませんでした。どちらもメリハリの効いた音楽が印象的です。
池田聡さんは栃木県烏山町(現 栃木県那須烏山市)出身で、当時はランキング形式の歌番組が流行していたこともあり、ランクインするたびに地元では盛り上がったそうですよ。町内放送まで流れたと言いますから、その熱量が想像できます。
以降も「濡れた髪のLonely」など、80年代後半を中心に活躍されました。
偶然ながら、前回の「隠れファン」でご紹介した「ポケベルが鳴らなくて」のドラマには、俳優としてデビューもされており、現在も地道に活動をされています。
その歌唱の様子を動画等で見ると、30年を超えた現在でも、音程や声量が衰えていません。喉を傷める方、高音が出なくなる方などいますが、池田聡さんの歌は、今でも当時を彷彿とさせてくれますので、ご興味ある方は是非、お聴きになってください。
「隠れファン」第5回目でした。