マニア175 ビックリマン独り言vol38~第6弾の世界①~

10月16日 金曜日 マニアな小ネタの世界175

 

こんばんは。

 

今夜の「ビックリマン独り言」は、第6弾の世界です。

第6弾と言えば、初のホログラムシール「ブラックゼウス」登場に沸いたわけですが、この弾について当時の担当者・反後博士はこう語っています。

★「チョコウエハースの生産が追いつかない」

★「途中からシールを集め出した子供たちから、最初のシールが欲しい・・・という声が届いた」

★「このままチョコの方のストーリーを進めていくと、アイスやスナックから集めた子たちを置いて行く」

★「そこで第6弾ではストーリーを進めないことにした」

★「天使たちも過去弾から人気のあったものをパワーアップさせて再登場させました」

(コロコロオンライン ビックリマン伝説シール誕生秘話 第18回)

この心憎いほどの子どもへの配慮が見られた第6弾は、面白さがグンとアップしたのですが、その人気に対してストーリー整理が追いつていない様子も見られます。

そこで今夜は、反後博士のいう「パワーアップさせて再登場させ」たキャラクターのうち、悪魔6体について確認してみようと思います。

 

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白地に書かれた数字は、すくみ通しNoです。縦の2列目と4列目が第6弾で、第6弾の並び順に、パワーアップ前の悪魔を縦の1列目と3列目に並べています。つまり、1列目が2列目に、3列目が4列目にパワーアップしたと理解ください。

 

それぞれ面影が残っていますね。新しいシールを見たとき、”あ!コレは前にいたキャラと関係あるんじゃないか?”連想させることに成功しています。

しかし、パワーアップと言いながら、実は劣化しているように感じるキャラクターもいます(あくまで個人の感想です)。どらQ魔(No61)と9魔兵(No65)です。

どらQ魔を見ると、恰幅こそよくなっていますが、魔人ドジキュラー時代に連れていた子分コウモリ傘はどこかに逃げたのか、単なる傘になっています。しかもその傘のみならず、衣服にまであて布がされており、なかなか生活苦な様子が窺えます。

9魔兵を見ると、ツッパリ風な装いですが、ベースは普通のクマです。パワーアップ前の魔ク魔人はと言えば、”これでもか”とばかり鋭いを剥き出したロボット的な装いで、コチラもまた先端技術から退化してしまったかのようです。

そう感じるこの悪魔2体には、共通項があることに気づきました。それは6体のうちこの2体が元「魔人」であったことです。「魔人ドジキュラー」「魔ク魔人」ですから。

「悪魔」と「魔人」の違いについては、チェンソーマンなどでの整理を借りれば

「悪魔」=「地獄で生まれる生き物」

「魔人」=「人間の死体に取り憑いたことで、本来の力が出せなくなった悪魔」

とされています。つまり「魔人」は「悪魔」より弱く、どこか人間ぽさも残るのです。

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6体の裏紙です。赤線青線で記した部分を見ると、やはりNo61とNo65が「復活魔人」なのに対し、残る4対は「復活悪魔」とされています。ココまで意識して表記し、キャラを描き分けていたならば、恐るべきこだわりだと思いますが、真相やいかに。

 

続いて、白線で記したのは「ワープ」という言葉です。この6体を1つのグループとするにあたり、楽器を持たせています。持っている楽器は異なるのですが、その役割については、復活再登場のためのワープにあったことが分かります。

 

そして、わたしにとって最大のがココです。オレンジ色で囲んだ「次界」です。

たしかに、第4弾の「聖フェニックス」の裏書には「次界」の言葉があり、崩壊の危機にあった天聖界から、新たなる次界を求めるストーリーに発展したのですが、実際に次界を求める旅は、第6弾の時点ではまだスタート地点に立っていません。

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ビックリマンシール大全集」別冊宝島2297 2015年2月28日発行)p42~p43です。 ココにもあるとおり、スーパーゼウス「始祖ジュラ」が激突した「第1次聖魔大戦」があり、敗れた「始祖ジュラ」は長い眠りにつきました。

この眠りから覚めた「始祖ジュラ」は怨念を晴らすべく、再度天聖界を襲撃します。対する天聖界は、復活6天使(第6弾)の活躍により辛くもコレを退けるも、体内から現れたのは、「スーパーゼウス」が生き別れた双子「ブラックゼウス」です。「ブラックゼウス」は猛威を振るい、天聖界を襲います。コレに立ち向かったのが聖ボットである「ヘラクライスト」(第7弾)ですね。コレが「第2次聖魔大戦」です。

こうして2度の大戦で荒れ果てた天聖界に、「魔肖ネロ」(第8弾)が追い打ちをかける中、安住の地を求める次界への旅は、一刻を争うこととなります。

「聖フェニックス」を先頭に、若神子らがお供をするわけですが、その若神子も、第6弾でようやく「ピーター神子」が加わるものの、「一本釣帝」の登場は第7弾です。つまり、まだ次界に向かって旅立つ前段階にあるのが、この第6弾です。

しかし「どらQ魔」裏書には「次界へ再登場の謎の復活魔人1」、「TON魔」裏書には「次界を喰い荒す復活悪魔1」と、彼らが既に次界に到達したかのように読める文言が並びます。おそらくは、冒頭に書いたとおり、ストーリーの整理がなされておらず、手探り状態で話を進める中で、シールの詳細までチェックが追いつかなかったのでしょうね。パワーアップ・再登場という設定で、舞台を新たにした、そこが次界だという、ある意味で安直な裏書のまま出てしまった、と推測します。

 

最後に、「第1次聖魔大戦」で天聖界を率いた「スーパーゼウス」と、その「スーパーゼウス」と争い、そして第6弾ヘッドとして登場した「始祖ジュラ」、その体内から現れた「スーパーゼウス」とは双子である第6弾ヘッド「ブラックゼウス」のシールを。

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どれも個性的なシールたちですが、非常に良く描かれていますね。

 

今回は、再登場した悪魔6体について、見てみました。

第6弾シリーズはまだまだ続きますが、ひとまず今夜はココまでとします。 

 

 

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本編とは無関係ですが、ブックマークコメントをいただいたので、手持ちの「アンドロココ」のシールを追加で貼付しておきます。今見ると、なかなか凛々しくて良いシールなんですよね。高級感もありますし。

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