日本列島マンホールカードの旅14 大阪府枚方市

7月29日 水曜日 日本列島マンホールカードの旅14

 

こんばんは。

 

今年の2月、仕事を兼ねて訪れた関西で、1日だけマンホールカード収集の休日を作りました。13枚収集したのですが、今夜はその中の1つ、大阪府枚方市をご紹介します。

この地は、本来わたしの出身地になるはずの場所でした。我が家の両親は新婚後、枚方市内に暮らしていたのですが、オイルショックで父の務めていた会社が倒産したため、やむなく各々の祖父母が暮らす徳島県に移り、そこでわたしが生まれたのでした。

その意味では、マンホールカードも目的でしたが、一度ゆっくり訪れてみたい場所でもあったため、この日は京阪電鉄枚方市に向かいました。

 

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いつものように場所確認です。大阪府北東部京都府に接しています。人口は府内第5位だそうで、約40万人の人が暮らしています。

ところで、「枚方」は、大阪難読地名の初級編としてよく登場しますよね。読み方は「ひらかた」です。「ひらかた」の音の由来として諸説あるようですが、わたしには「平潟」(河内湖にそそいでいたため、あちこちに潟が入り組んでいた、潟の周囲には平な入江ができていた)という説がしっくり来ます。

その地形を表すであろう「ひらかた」という地名が確認できる文献としては日本書紀が最初で、「ひらかたゆ 笛吹き上る 近江のや 毛野の稚子い 笛吹き上る」と読まれています。同じ奈良時代播磨国風土記にも、河内国茨田郡枚方里」という記述があるそうで、いずれにせよ「ひらかた」なる地名は既にその頃にあったことになります。

ところで、「方」は良いとして、「枚」を「ひら」と読めないという方が多いそうです。たしかに単独で「枚」と書かれれば、まずは「まい」と読みますよね。「一枚」と書かれれば「いちまい」と読むように。しかし「枚」の訓読みは「ひら」であり、「ひとひらの花」「ひとひらの雪」などの「ひとひら」は「一片」または「一枚」と書きます。薄くて平らなものという「枚」の漢字には、「ひら」という読み方があるのです。

 

さて、地名ばかり拘っても仕方ないので、マンホールカードを見ます。

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絵柄の中で最も目立つのは、大きなの花です。

枚方と言えば”ひらパー”の愛称で親しまれるひらかたパークが有名ですが、その「ひらかたパーク」で毎年10月~11月頃に開催されていたのが菊人形展です。

そもそも菊人形展は1910(明治43)年、京阪電鉄がお隣・寝屋川市「香里園遊園地」の集客の目的で開催したのが始まりでした。その後、京阪電鉄の業績悪化に伴い、「香里園遊園地」の土地が住宅地として売却されると、京阪電鉄はその代替地として枚方(現 枚方公園駅近くに約1万㎡の土地を購入し、菊人形展は枚方市で継続されることとなりました。その後、紆余曲折を経ますが、「ひらかたパーク」では2005(平成17)年まで開催され、菊の花は枚方シンボルとして親しまれています。

また、下半分に描かれている船は「三十石船(さんじゅっこくぶね)」と呼ばれ、江戸時代、京都と大坂の淀川水運で活躍した小型の船だそうです。枚方はその「三十石船」の中継港として栄えたのでした。かの十辺舎一九東海道中膝栗毛に「三十石船」を描いています。コチラも枚方を象徴するものなのですね。

 

こうして描かれたマンホールカードなのですが、配布場所が非常に遠かったです。枚方市上下水道局で配布されているのですが、御殿山という駅から1時間近く歩いた気がします。カードをいただいて、再びの過酷な道のりを覚悟したとき、枚方駅行の路線バスを見つけて飛び乗りました。コチラに出向く際は、バス移動をお勧めします。

 

以上、「日本列島マンホールカードの旅」でした。