日本列島マンホールカードの旅12 栃木県足利市

7月8日 水曜日 日本列島マンホールカードの旅12

 

こんばんは。

 

九州地方を中心に、豪雨による甚大な被害が出ています。新型コロナウィルスの感染再拡大の最中に避難所生活を余儀なくされる方のことを思うと、胸が痛みます。マンホールカード収集に出向くと、山間部に開けた町や村を見ます。しかしひとたび自然が牙をむくと、人は自然の前に為す術ないことも過去に見てきました。亡くなられた方や、そのご遺族の無念は計り知れないものですが、美しい自然に囲まれた平穏が被災地に戻ることを祈っています。他地域でも警戒する必要がありますね。

 

さて、今夜は栃木県足利市をご紹介します。

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栃木県南西部に位置し、南側、西側群馬県と接しています。

行ってみると、栄えているというより、とても落ち着いた印象を受ける町でした。足利と聞けば足利尊氏など足利氏に由来する地名かと思いましたが、順番は、足利の地名が先にあり、この地に移り住んだ源義康以降が足利姓を名乗ったようです。

では、その足利の由来を調べると、諸説あるようです。

かつて東山道の重要な駅家であったこの地には足が利く駅夫や使者が置かれたことに由来するという説、この地方に堆積した土砂で広がった平原に葦や芝草(かが)が一面に生えていたという説、日本武尊の御子・足鏡別王(アシカガミワケノキミ)がこの地方を治めたことに由来するという説など、6~7つの由来が見られました。

その足利市の人口は、栃木県内で4番目約15万人の市です。マンホールカードは時期を変えて2種類発行されています。

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全国に数多あるカードの図柄の中で、わたしの中ではかなり高評価です。マスコットキャラクターを使うでもなく、奇をてらうでも無く、とてもシックなのに目立つのです。

両方のカードに共通するのは「学」。向かって左側のカードは、日本最古の学校である足利学校を描いています。宣教師フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学」と世界に紹介され、2015(平成27)年には日本遺産にも認定されました。もう一枚、右側のカードには、真ん中に旧字体の「学」が描かれています。「〇に學」は、徳川家康から足利学校に送られたに記されていたそうで、やはり足利学校に因んだカードであることが分かります。

 

このように足利学校もあり、市内には史跡美術館も多いため、自ずとこの地域全体も落ち着いて見えたのかもしれません。ちなみににんげんだもので知られる書家・詩人の相田みつをさん(1924~1991年)も足利市出身だそうです。

2018(平成30)年には、JR両毛線あしかがフラワーパーク駅も誕生し、ますます魅力的な土地になったと思います。感染が落ち着き、機会あれば、自然と文化を感じる足利市に訪れてみてはいかがでしょうか。