日本列島マンホールカードの旅11 徳島県松茂町

7月2日 木曜日 日本列島マンホールカードの旅11

 

こんばんは。

 

今夜の「日本列島マンホールカードの旅」は、徳島県板野郡松茂町です。

松茂町について、徳島県出身者であるわたし個人の感想を言えば、徳島県にしては”賑やかで、洗練された町に「なった」と思います。その理由は、松茂町のマンホールカードの説明にある一文「交通の要衝」という一点に凝縮されています。もう少し言えば、の要衝であるということですね。

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まず、徳島県の空の玄関口「徳島空港」は、全国でも少ない、自衛隊と民間の民共用空港です。徳島は日本初定期航空路開設の地でもあり、国産旅客機YS-11が定期路線として初めて就航したのも東京ー徳島でした。わたしが住んでいた頃、徳島空港はほぼJAS日本エアシステム)で占められていましたが、現在はJASを統合したJAL日本航空)とANA全日本空輸)ともに乗入れています。2010(平成22)年には、沖合に少し拡張した新旅客ターミナルも完成し、整備されました。この「徳島空港」の所在地が松茂町です。つまり、徳島の空の要衝なのです。

 

しかし、「徳島空港」以上に、松茂町を発展させたのは国道11号線だと思います。

番号の若さからも分かるとおり、四国の大動脈であるこの国道は、徳島県庁そばのかちどき橋交差点を起点に、県北の鳴門市香川県高松市を経て愛媛県松山市を結びます。

わたしが冒頭で賑やかに「なった」と書いたのは、昔はさほどそう感じなかったからです。と言うのも、現在の国道11号線カタチが見えたのは1986(昭和61)年暫定供用から完全供用に至ったのは1996(平成8)年です。わたしは完全供用前に徳島を離れていますから、暫定供用前から今に至る変化を見ると、随分と発展したと感じるのです。

 

現在過去国道11号線を示した地図を見つけましたので、少し加筆し貼付します。

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 ①北常三島交差点付近     ②築90年超の吉野川橋     ③加賀須野大橋北、松茂町広島付近

古くからの地元民で、青線で描かれた昔の国道11号線「旧道」、赤線で描かれた現在の国道11号線「バイパス」と呼ぶ人がいます。便宜上、その呼び分けを使います。

かちどき橋北常三島交差点(①)までは変更無しですが、ココで旧道は左に曲がり、吉野本町交差点で右折すると、トラス橋が歴史を感じさせる吉野川(②)を北上、板野郡に入ります。北島町松茂町を経由して鳴門市に向かうのですが、旧道とバイパスが交差(実際には立体交差)するのが松茂町広島付近(③)です。

わたしが子どもの頃のバイパスは、現在のような6車線(片側3車線)でも無く、道路脇も寂しく、加賀須野大橋を超えたところ(③)で旧道へと降りていました。それが撫養町木津の交差点、さらに北へと徐々に延長され、今では道路脇に郊外型店舗も並び、神戸淡路鳴門自動車道高松自動車道(ともに鳴門IC)、徳島自動車道(川内IC)との接続も完了したことで、徳島県には欠かせない主要道路へと発展したのです。

その賑わい(他都道府県の方に言うのは気が引ける程度の賑わいですが)は、徳島市から松茂町付近まで続き、加賀須野大橋を過ぎたあたりから、が広がってきます。松茂町が県内ではかなり洗練された町に「なった」と感じるのは、このためです。

バイパスが国道11号線に指定されたことで、旧道は国道11号の指定を解除されます。旧道と呼ぶものの、現在では国道11号線ではなく、北常三島町(①)から北島町中村までは降格して県道39号線の一部となり、松茂町広島以北は国道28号線となりました。

国道11号線がバイパスに移ったのに合わせ、旧道時代から県内ほぼ全線で重複していた国道28号線もバイパスへとルートを移しました。しかし、バイパスは鳴門市内の内陸を北上するルートとなり、淡路・神戸方面に向かう国道28号線は松茂町・広島付近で重複関係を解消し、旧道を辿ることになったため、松茂町以北の旧道は国道28号線として残りました。

 

交通の便の良さは、町の発展に大きく寄与するのは常で、空港アクセス道路に近いバイパス沿いには、高速バスが必ず経由する徳島とくとくターミナル(「ケンチョピア」といい、ネーミングセンスはどうにかならんもんかなぁ・・・と思いますが)も完成するなど、「交通の要衝」としての魅力をさらに増しているのです。

 

 

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改めて位置を確認します。北に鳴門市、南に徳島市と接する松茂町は、板野郡の一部です。板野郡は西から順に、上板町・板野町藍住町北島町松茂町という5つの町で構成されますが、特に東の3町(藍住町北島町松茂町)はベッドタウンとして人口が増加しており、現在の板野郡の人口は約97,000人阿南市(約78,000人)や鳴門市(約60,000人)よりも多い人口を擁します。中四国地方でも、広島県安芸郡に次いで、郡としての人口は2番目に多いとされ、近い将来10万人を超えると見込まれています。

 

町名こそ松の茂った場所に由来しますが、今ではすっかり賑やかになった、今夜は徳島県松茂町とマンホールカードをご紹介しました。