今日は何の日?~5月31日編~

5月31日 日曜日 今日は何の日?

 

おはようございます。

5月31日 = 国立学校設置法公布の日

です。いつもは記念日をお届けしておりますが、今日は少し変則的ですね。「世界禁煙デー」「古材の日」などが記念日としてあるようですが、わたしの中でうまく広げられなかったため、歴史を見ながら「国立学校設置法」に注目しました。

 

第二次世界大戦敗戦後の日本では、教育制度改革を行うことになり、複数の旧制学校を統合して新制学校へと移行しました。1949(昭和24)年5月31日に公布された国立学校設置法の中では、69の新制国立大学が誕生しています。

たとえば、わたしの故郷にある徳島大学は、徳島医科大学、徳島医学専門学校、徳島高等学校、徳島工業専門学校、徳島師範学校、徳島青年師範学校の6つの学校を束ねて誕生した国立大学です。現在でも、医学部や工学部が強い理系中心の大学なのですが、その元となっている学校を見れば、それも納得できます。

わたしが高校時代に進学を目指していた一橋大学は、前進が東京商科大学と言い、日本三商大の一つ(ほかは神戸大学大阪市立大学ですが、この国立学校設置法により名称が一橋大学となったようです。この国立学校設置法では、その地域(多くは都道府県単位ながら、数やエリアの広さ次第で地域)にある大学を束ねるため、しばしばその土地の名前がつけられています。今は東京都国立市に広大なキャンパスを持つ一橋大学ですが、その名のとおり、設置法公布当時に一橋という場所にあったかと言えば、そうではありません。現在の国立や小平には1927(昭和2)年に移転しており、これは関東大震災によって校舎が倒壊したことによるものです。その倒壊前の所在地が、神田一ツ橋でした。東京では10個の新制国立大学が誕生しているため、一橋大学はその前の所在地に由来する名前を選んだのですね。

 

こうして見ると、元になっている学校の名前は消えていても、その流れを見ると、理系が強い、文系が強い、外国語が強いといった大学の特徴は今も生きていることに興味を覚えます。わたしが通った大学の場合、同じ大学の中で、とある学部だけはキャンパスも離れていて異色なのですが、それも歴史を辿ると納得しました。

 

今、少子高齢化が今後も進む中で、日本には781もの大学があり、うち8割を私立大学が占めています。新型コロナウィルス以前にも問題になりましたが、外国人留学生の受け入れによる補助金を悪用している大学もありました(ごく一部だと思いますが)。一方で、新型コロナウィルスによる経済的困窮を理由に、退学を検討している学生も何割かいるというニュースも見ました。

現代では高校までは卒業するとして、誰もが大学まで行く必要は無いとわたしは思っています。大学の4年間を遊びに費やすなら、社会に出て働く方が、本人にも社会にも有益です。逆に、大学に進みながら、インターンなどを通じて社会人との接触を重ねる中で、大学を中退して社会人を目指す学生も一定数います(意外と高学歴大学に見られます)。こうして見たとき、もはや経営が成り立たない、あるいは社会的に見て存在意義が薄い大学は淘汰し、反対に、真面目に学ぶ意欲がありながら、新型コロナウィルスでその夢を絶たれようとしている学生は支援する、そういう取捨選択の時期なのかな・・・と思いました。そんなことをふと考えた、今日は「国立学校設置法」公布日でした。