マニアな小ネタの世界147 ビックリマン独り言vol26~買取価格に見る違い~

4月24日 金曜日 マニアな小ネタの世界147

 

こんばんは。

 

毎年4月1日は「ビックリマンの日」ですが、昨年に続き今年も魅力ない企画だったので、ココでは触れずにおきます。高額取引されるレトロな品として、しばしばビックリマンシールが登場しますが、もちろんすべてのシールが高額なわけではありません。

しかも、高額とされるシールでも、買い手により評価に差があります。

今夜は、ビックリマンシールを扱うショップ3社比較してみます。比較にあたっては、各社のHPに4月1日時点で掲載されている買取価格を使用しています。シールは状態により評価が変わります。各社、評価の表記が異なりますが、ここでは完品状態をS、極美品をA、美品をB、並品~並上品をCとして表記することで比較しています。

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第1弾ヘッドのスーパーゼウス~第4弾ヘッドの聖フェニックスまでを比較しました。

①白ひげに価値を認めるか

第1弾ヘッド・スーパーゼウスの中で、「ビニコ」と呼ばれる初期シールがあります。シールにビニールコーティングが施されたもので、裏紙を見れば一目で違いが分かります。その価値はシールマニアの間でも認められており、完品級ならば20~25万円という高額買取となっています(ショップでの販売時はおそらく倍程度の価格になります)

「ビニコ」にはいくつか特徴があり、一つはスーパーゼウスがやや白いことです。

そしてこの「ビニコ」に続く初期版のスーパーゼウスで、ビニールコーティングが施されていないシールが存在するというのが、現在の多数説です。別格である「ビニコ」との比較において、「コート無し」あるいは「白ひげ」と呼ばれます。

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左が多く出回っているスーパーゼウス、右が「白ひげ」です。多数説はこのシールを認めているのですが、比較表を見ると、甲社は何故か評価対象としておらず(実際には高めに見積もってくれるとは思いますが)、完品級ならば丙社では10万円、乙社では20万円という評価になります。同じシールでも、持ち込む先でこれだけが出ます。

そしてこの「白ひげ」バージョン、実は第2弾ヘッド・シャーマンカーンにも存在するのではないか、という説があります。その価値を甲社・丙社は認めていないようですが、乙社では完品級ならば3.5円と高額買取になっています。元来、シャーマンカーンは初期ヘッドの中では不人気キャラですから、3.5万円買取は破格です。

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35年近く所持して相当傷んでいますが、乙社に持ち込んで査定してもらったところ、右が「白ひげ」だと言われました。たしかに髭の色が白(灰)色っぽく見えます。

 

②オーソドックスなシールを評価するか

第1弾ヘッド、第2弾ヘッドでは、裏紙が薄黄色版とクリーム版があります。

先程、「白ひげ」に特別な価値を与えた乙社ですが、出回りの多い裏紙の薄黄色シールは買取価値無しとしています。クリーム色の裏紙では、甲社・丙社に対し約1.5倍の評価で買い取っていながら、薄黄色の裏紙では価値無しなのです。

裏紙が薄黄色の完品級シールは、スーパーゼウスの場合、甲社で4,500円、丙社で4,000円、シャーマンカーンの場合はともに3,000円ですから、もしかつてのおもちゃ箱からスーパーゼウスやシャーマンカーンを見つけ、裏紙が薄黄色ならば、甲社か丙社で売る方が断然高く売れることになります。

 

③チョコ版薄黄色台紙を評価するか

以前このブログでも書いた記憶がありますが、第4弾ヘッド・聖フェニックス、特に幼少タイプでは、プリズムの違い、裏紙の色違いで仕様の異なるシールが複数存在すると言われています。裏紙が薄黄色なのは、多くの場合、懸賞版と呼ばれる特別なシールですが、ごく一部でチョコに封入された中にも薄黄色があったとされています(これは第3弾ヘッド・スーパーデビルの阿修羅タイプも同様です)

この裏紙・薄黄色について、乙社は完品級で14,000円の評価ですが、甲社・丙社は評価していません。あくまで表のプリズムに基づく評価です。

但し、これは査定依頼していないので分かりませんが、甲社・丙社とも、裏紙が薄黄色のシールは、懸賞版シールとみなして査定するのでしょう。懸賞版シールは、一般にチョコ版ノーマルシールに比べて査定額が高いとされています。

第3弾ヘッド・スーパーデビルでは、同じ薄黄色台紙であっても、プリズムの色味でチョコ版と懸賞版の見分けがつきますが、第4弾ヘッド・聖フェニックスの場合、ほぼ見分けはつきませんから、薄黄色=懸賞版として評価されるならば、全社の買取価格にそれほどの差が生じるとは思えません。

 

 

コレはあくまで初期第1弾~第4弾を例にした比較ですが、以降のシールでも買取評価はまちまちです。ショップによって、どのシールのどの仕様を評価するのかが違います。

また、今回は比較のためにS~Cとランク付けをしていますが、同じシールを見ても鑑定する人により、例えばAとBという評価の差が出ることも結構あります。結局のところ中古品ですから、売る側と買う側の評価軸の一致が大切です。

ついでに言えば、マニアの間でもブームの波があります。服の流行と同じで、今はコレが注目されている、というシールがあります。

もし昔集めていたシールを発見したときは、どのショップに売るかで買取額に大きな差が生まれる可能性があります。よく事前調査してから、売却することを勧めます。