【特集】月曜ア・ラ・カルト11 時事の戯言66~報酬~

4月7日 火曜日 【特集】月曜ア・ラ・カルト11

 

こんばんは。

 

火曜日に「月曜ア・ラ・カルト」も違和感がありますが、今夜は報酬についてです。

 

本日出されるであろう緊急事態宣言を受け、わたしも明日から在宅勤務となりました。そして、社会情勢に鑑みた活動を行うよう指示がありました。サラリーマンであれば基本給が確保されますが、わたしの場合は個人事業ですから、事業活動の停止=収入減となります。それでいて、例の給付金支給条件は非該当ですから、厳しいです。

そして改めて考えることがあります。

サラリーマンをしていたとき、あまり意識せずに給与を受けていましたが、個人事業となって以降、仕事と報酬について見つめ直す機会が増えました。

給与では無く報酬ですから、労働に対する対価として得る金銭等を意味します。「働かざる者食うべからず」であり、結果次第ではサラリーマンの給与を大きく超える報酬を得られることもあれば、街中のアルバイト以下の報酬しか無いこともあるのです。

 

昨日、サッカーJリーグ1部コンサドーレ札幌が、所属する全28選手から、4~9月の報酬の一部を返納するという申し出があったことを発表しました。

報酬の意味に立てば、試合をしていない以上、対価である報酬が無いのは自然です。しかし、プロスポーツ選手は年俸制ですから、既に今年の年俸が事前に決まっているわけですね。今年の働きに対する評価は、来年の年俸に反映されるわけですが、強制されるわけでもなく選手間で協議し、公平になるよう同じ割合を返納することを決めました。

プロスポーツ収入源は、観客の入場料、試合の放映権料、グッズ販売、その他諸々ありますが、試合をしていない以上、クラブの経営は大打撃を受けることは必至ですね。

そのクラブの存在あってこその選手であるわけで、クラブのことを想って返納するということは、クラブと選手の相互の信頼関係がそこに見てとれますから、わたしは素晴らしい話だなと感じたのでした。現在、プロスポーツの多くは休止状態にあり、他のクラブ、他の競技にも波及するのか、とかく世間の注目を集めるプロスポーツ選手の善意ある行動は、マイナスに作用することはないはずです。

 

そして改めて思うのです。

労働に対する対価である以上、対価に見合った働きをすべきですし、何よりお客様プロスポーツで言えばファン)を大切にしなければなりませんね。このことは、実はサラリーマン時代の自分を反省するのですが、給与に見合った働きをしていたのか、お客様に感謝を向けていたのか、働く際に考えるべきだと思うのです。

 

そんな折、居眠りしている、時間かけてロクな結果も出さない、診断書出して雲隠れして働かない、といった労働に対して、高額な報酬を得ている人(というか職業)が世の中には存在するわけで、そういう方々は今一度、自らの働きが報酬に見合うのか、その財源は誰から得ているのか、その財源を払っている方々に感謝しているのか、胸に手を当てて、よく省みて欲しいものです。まぁ、自主返納を申し出るような潔さも、はるか前に口約束したはずの人員削減も、自分たちに痛みがあることは言うはずも無いでしょう。厚顔でなければ生き残れない世界なのでしょうね。口で協力要請ばかりしても、日頃の彼らの言動を見ていると、残念ながら、コンサドーレ札幌のクラブと選手のような心の通い合いは生まれないでしょう。

結局のところ、人と人です。

この難局で、寝食も削って、危険に晒されながら働いてくれている方々がたくさんいます。真面目に働いている人が大半です。庶民としては、互いに配慮し、希望を失わず、共に乗り越えるよう努める以外無いですからね。わたしも報酬の源である活動が著しく制限され、たちまち今後の報酬が激減する見込みですが、労働と報酬ということについて、再び考える機会にはなったと思っています。

 

蛇足ながら。天下の愚策が、多くの(おそらく高学歴の)方々が会議という名の集まりをし、温めてきた腹案だったと知って脱力感しかないわけですが、ふと思い出した言葉があります。高校時代の恩師が話していた言葉です。「『三人寄れば文殊の知恵』って言うやろ?でもなぁ、『アホが3人寄ったらアホの3乗にしかならん』」と。今回の件でその言葉をふと思い出し、”なるほど、言い得て妙だなぁ”と今更ながら感心しました。そう思った途端、怒りが虚しさに、そして哀れみさえ芽生えてきました。

 

いよいよ今夜、緊急事態宣言がなされると思います。

わたしも自分にできることをし、最大限の抵抗をしながら、荒波を乗り越えたいです。皆さんも心身の健康には気を付けてくださいね。