マニアな小ネタの世界137 ビックリマン独り言vol21~第16弾の面白さ~

2月28日 金曜日 マニアな小ネタの世界137

 

こんばんは。

もっと頻繁に書きたいミニテーマビックリマン独り言」、気づけば2か月ぶりの投稿となりました。今夜取り上げるのは、第16弾です。

実はわたしにとって、第16弾はビックリマン収集熱が冷めた弾でもありました。理由は2つあり、1つは天使シールの変更、もう1つは曼聖羅の難しさでした。

 

天使シールは、第7弾までが銀、第8弾~第15弾が金で見慣れていたのですが、第16弾では銀に変な模様が描かれるようになりました。第17弾から再び金に戻るので、結果的にこの背景は第16弾しかありません。今見ると結構カッコいいと思いますが、当時はヘッドの価値も下がり始めた頃でもあり、天使も格下げされたように感じたのでした。

さて、まずはわたしが受け入れ難かった天使シールを見ます。トップバッターはNo181のほどほど観音です。観音という名前は天使に似つかわしいですね。ところが・・・

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裏紙には「背後の乱梵プレートで標的を決めて」と書いてあります。その乱梵プレートなるものは、観音の背後にあると書いてあるのでシールを見返すと、

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赤の矢印で示した部分が、乱梵プレートでしょう。そして気づくのです。標的にされる対象が、ヘッドロココと6人の神帝の顔であることに。天使であるはずが、事もあろうに、ストーリーの主役を務めてきたロココや神帝を標的にするというのは異常です。

怪しいですね・・・よ~~~く目を凝らします。

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にこやかな表情のほどほど観音ですが、青で囲った部分から、何かが覗いているのが分かりますか?コレは第13弾ヘッド「聖梵ムガル」の顔です。

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チョコ版はホロのため分かりづらいので、アイス版で見比べます。

ほどほど観音の下に見えているのが、聖梵ムガルの顔であることが分かりますね。実は第16弾の天使12人のうち9人(※)異天使と呼ばれ、簡単に言えば天使の姿を装うニセモノ天使です。彼らは創聖巡師が生みだした分身のような存在でした。そのため、曼聖羅の創聖巡師がこっそり隠れるように描かれています。創聖巡師は巨体ですが、こうして仮の姿になって戦うことを創聖分霊幻身と言います。

※波涛明王は異天使ではないという説もありますが、一部創聖巡師のパーツもあるため、異天使とします

ちなみに創聖巡師とは、曼聖羅の女王・異聖メディアが源層界を追われた際、彼女に追随し、曼聖羅では彼女に仕える強大な力を持ったヘッド達です。

聖梵ミロク(第一創聖巡師)、聖梵ムガル(第二創聖巡師)、聖梵インカ(第三創聖巡師)、聖梵インダスト(第四創聖巡師)の4人がいます。

改めて第16弾異天使9枚のシールを並べます。〇で囲んだ部分に、創聖巡師の姿が見えています。ハッキリ見えるものから、チラリと覗くものまで様々です。

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聖梵ミロク → 時番主・離団鬼神

聖梵ムガル → ほどほど観音

聖梵インカ → フラダンクィーン

聖梵インダスト → 大鐘神・波涛明王

といった具合です。これでは9人のうち6人しかいません。残る3人は、

怪奇インカ → ジュピター坊・日像殿

怪奇ムガル → デクノ王

と、怪奇姿で隠れています。怪奇姿とは、非常時や戦闘時に見せる姿のことです。

ちなみに怪奇姿はこんな状態です。

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第一創聖巡師のミロクは、翼の生えた大猿のような姿へと変身します。この変貌ぶりはなかなかインパクトがありますね。

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創聖巡師で最も人間ぽかったムガルですが、のような姿になりました。受け入れ難かった要因の一つなのかもしれません。第三創聖巡師のインカはさらに不気味です。

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カッコいいヘッドを見慣れた中、月と太陽を模した怪鳥恐怖心を植え付けました。

ちなみに第四創聖巡師のインダストは、他の創聖巡師に更なる力を与え、新たなる曼聖羅建造の実行係であるため、怪奇姿は存在しません。

 

それまで悪魔vs天使という、善悪対立のシンプルな構図に慣れ、しかも次界を目指す主人公のロココとマリアの戦いも佳境を迎えている中、突如、第三極である曼聖羅なる言葉が登場したのは第12弾でした。そこから小出しに曼聖羅の創聖巡師がヘッドとして登場しますが、唐突さ複雑さで、小学生のわたしにはついて行けませんでした。

テレビで「正解はCMの後で」とテロップが流れながら、何度もCMを挟まれるのと同様、”いつ分かりやすく明かしてくれるんだよ!”という気持ちになり、焦らされ感が溜まっていたのも、第16弾で収集熱が冷めていた要因かと思います。

 

しかし、あれから30年以上、大人になり、通史ビックリマンを見直すとき、全体を俯瞰しながら、”ああ、そういうことね”と理解もできます。ストーリーに奥行きも与える必要がありますし、公正取引委員会からの指導もあり、シールの質や割合も見直さなければならない背景事情もある中でのことだったのでしょう。

そして、昨今の駄作を見るにつけ、当時の天使シールのデザイン、ヘッドのデザイン、悪くないし、面白いなぁと思うようになったのでした。

 

久々の「ビックリマン独り言」でした。

なお、来たる4月1日「ビックリマンの日」に向けた機運を高めるべく、3月2日(月)および3月3日(火)も、「マニアな小ネタの世界」で「ビックリマン独り言」を投稿します。変則的ですが、よろしければお付き合いください。