マニアな小ネタの世界136 実は怖い言葉・漢字

2月21日 金曜日 マニアな小ネタの世界136

 

こんばんは。

2月7日、「犬鳴村」というホラー映画が解禁されます。福岡県にある犬鳴峠の旧犬鳴トンネルは、心霊スポットとしても有名です。その旧犬鳴トンネルを抜けた先にあると言われるのが、犬鳴村です。現在はダムの底に沈んだとされながら、旧犬鳴トンネルを抜けた先に実在し、地図にも無い、国家の統治も及ばない、足を踏み入れれば二度と戻れないとも言われ、語り継がれてきました。

その真否はともかくとして、旧犬鳴トンネル周辺では、過去に凶悪な事件も多発しており、その怨念を持った魂が彷徨っているのか、恐怖体験は多く見られます。

 

さて、本日の「マニアな小ネタの世界」では、「犬鳴村」という映画を宣伝するつもりはありません。なぜかこの「マニアな小ネタの世界」では、昨年も2月に心霊スポットネタを書いているのですが、この時期にわたしのテンションがそうなるのでしょう。

そこで今夜は、日常的に使いながら、実はその元を辿ると怖い・・・という言葉や漢字に焦点を当て、ご紹介していきたいと思います。

 

■ 「了」

「終了」「完了」「了解」といったカタチで、頻繁に使う感じだと思います。

「終わる」「悟る」といった意味合いですが、漢字の由来を辿ると怖いです。

この漢字をよく見ると、「子」という漢字に似ています。違いと言えば、横一本の「一」が無いことです。そう、この「一」が無いことが恐怖なのです。

「子」という漢字は、頭が大きく、手足がなよっとしている乳児の象形文字です。象形文字ですから、見た目から漢字が完成しています。とすると、「子」の中の「一」が無い「了」という漢字は、実は両手が無い子どもを表す象形文字なのです。

「終わり」「悟る」という意味合いを持つことも、なんとなく理解できますね。

 

■ 「幸」

「幸福」「幸せ」、こんな良い意味の漢字だと思っていました。

しかし、コレも象形文字です。「幸」は、いわゆる手枷(てかせ)を模ったものと言われ、細部に開いている穴のは両手を入れる部分なのだとか。

最大の刑罰は死をもって償う死刑ですが、それに比べれば、手枷(軽い量刑)で済んだことをもって幸せだという由来です。したがって、この「幸」という漢字は、「刑」と同系の言葉として存在しています。実際、「刑を執行する」の「執」にも「幸」は入っていますし、「因果応報」の「報」にも「幸」は入っています。

 

■ 「童」

「児童」「学童」など、なんとなく幼少の子どもをイメージしませんか。訓読みをすれば「わらべ」とも読むこの字もまた、象形文字です。

この漢字は、上から順に、刺青をする針、目、重い袋を縦に並べています。目を針で刺され(あるいは目に刺青をされ)、重い袋を背負わされた男の罪人を模っています。

それを知って考えると、わらべうたも実は怖いものが多かったりします。

 

■ 「賢」

「賢者」「賢い」など、とかく良い意味で使われるこの漢字ですが、元は怖いです。

「臣」はしっかり見開いた目を、「又」は右手を意味します。想像つくと思いますが、のしもべとされる人のを傷つけて視力を失わせることで、体がかたくなることを表します。下の「貝」は子安貝(貨幣)の象形で、その合体から、しっかりした財貨の意味になりました。現在ではこれが転じ、「かたい」「すぐれた」の意味になりました。

 

■ 「有耶無耶(うやむや)」

うやむやとは、はっきりしない様を意味しますよね。

漢字を充てると「有耶無耶」なのですが、その由来は秋田県象潟町「有耶無耶の関」にあると言います。山形県との県境に位置する鳥海山には、手長足長という人喰い鬼が住んでおり、峠を行く旅人や日本海の船を襲ったと言います。

これを見かねた山の神が、三本足のカラスを遣わせ、手長足長の現れるときには「有や」と、現れないときには「無や」と鳴かせ、危険を知らせたのだとか。

「有や無や」と両方鳴けば、あるいはどちらとも聞き取れないならば、はっきりしませんね。そこから「有耶無耶」なる言葉が生まれているのだそうです。

 

まだこれらはほんの一例です。

元を辿れば実は怖い漢字や言葉、他にもあるかもしれません。