マニアな小ネタの世界135 怖かったACのCM

2月7日 金曜日 マニアな小ネタの世界135

 

こんばんは。

公益社団法人AC(ADVERTISING COUNCIL)ジャパン公共広告機構ともいいますね。以下「AC」)は、ご存知の方も多いと思います。

サントリー元社長の佐治敬三氏が、日本万国博覧会大阪万博)を前に、社会マナーの改善を呼び掛けることを目的として、米国ACを手本に作った関西公共広告機構を前身とする団体です。後に社団法人化され、それを機にAC(公共広告機構)として全国組織化されました。そうした特殊性から、平時でもCMは放送しているものの、大震災のような災害時や、出演タレントの不祥事による企業CM差し控え時など、一般のCM放送が適さない緊急時になると、一挙にACのCMに差し替えられることが多くなります。

直近では、東日本大震災の際の「ポポポポーン」というフレーズが印象的なあのCMが思い浮かびます。ご近所や知人・友人との挨拶を通じたの大切さを呼び掛ける内容で、当時は大きな反響を呼びました。ああいう緊迫した状況下では、むしろほのぼのしたCMで、心を和らげてくれる内容が良かったのだと思います。

 

反対に、平時に放送されているCM、特に高度成長時代だったわたしの幼少期には、子どもに恐怖心を植え付けるようなCMが放送されていました。

f:id:Masa_S:20200202174517j:plain

社会問題化していたいじめ撲滅のため、自分が被害者になることを恐れて傍観するのではなく、知らんぷりをやめようと訴えかけるCMで、最後には(中学生と思われる)子どもたちの笑顔が映るのですが、なにせ最初の無表情が怖かったです。わたしの地元の中学でも、竹刀で同級生を殴る、ピアノを音楽室から投げ落とす、洋式トイレの便器に顔を浸けさせるなど、あらゆるいじめの話がありましたが、まだ小学校低学年だったわたしには、いじめ自体に実感が湧かず、ただ怖いCMとしか思いませんでした。

 

f:id:Masa_S:20200202175028j:plain

わたしにとって怖かったACのCMの一つがコレです。

仕事にばかり没頭して、子どもに関心を持たない大人に警鐘を鳴らす内容ですが、夕暮れ時、風がビュービュー吹いている中を、幼い男の子がおもちゃを引きながら歩いています。男の子はずっとうつむき加減で、とぼとぼと寂し気に歩くのです。当時の映像技術の問題もあるのでしょうが、人形劇のような動き(歩いてくるのではなく、スッと流れてくる感じ)で大人が飛び出してきて、無表情で通り過ぎるとか、怖すぎです。

主人公の男の子が、ちょうどわたしと同年代と思われるため、いじめCMと違って我が事のように思えるのです。「降りてみましょう 子どもの目線へ」と大人に訴えかける内容なのに、子どもに恐怖心を植え付けるのはどうなのでしょう。


もう一つ怖かったのがコレです。

f:id:Masa_S:20200202175707j:plain

TBS系列の日本昔ばなしに馴染みある世代として、つい見入ってしまうCMなのですが、市原悦子さんらによるナレーションで、食べ物を粗末にしないよう諭す内容なのですが、もったいないお化けが子どもたちを取り囲む様子が恐怖でした。

わたしは好き嫌いしない子でしたが、大根や人参はまだしも、ムカデにも見える稲や、人型にするには無理のあるエンドウ豆などが取り囲むCMを怯えながら見ていました。

子どもに訴えかける意味では成功なのでしょうが、そこまで脅し上げる必要があったのか、当時ならではのCMだったのかもしれません。

 

ACとは違いますが、公共系のCMは、どうも怖いものが多いようで

f:id:Masa_S:20200202180442j:plain

覚せい剤撲滅を訴える政府広報のCMでは、ひたすら「ママーーー」と泣きじゃくる子どもの横で、薬物蝕まれてしまったであろう母親役の女性が、イッてしまった表情で生気無く座っています。言いたいことは十分に分かるのですが、怖いです。

 

世間一般にもACのCMは怖いというイメージがあるせいか、ほのぼのと心落ち着かせ、絆の重要性を説く冒頭の「ポポポポーン」さえも、逆再生では恐怖だという無理やり感のあるネタまで登場しましたね。

本当に大切なコトを伝えてくれるACのCM、今後もなんだか気になることでしょう。

以上、わたしにとって怖かったACのCMを振り返りました。