月曜ア・ラ・カルト4 脆弱

2月3日 月曜日 月曜ア・ラ・カルト4

 

こんばんは。

 

ちょうど1か月前の今頃は、日産自動車の元会長であるカルロス・ゴーン氏の海外逃亡が報じられ、その逃亡劇をめぐる憶測が乱れ飛んでいました。

現在は、昨日の記事でも触れたコロナウィルス感染拡大の一途を辿っています。中国当局WHOに対して、原因不明の肺炎を届け出たのは昨年12月31日です。年明け5日には感染者数が明らかにされ、同9日には中国内で死者も判明しました。

そのコロナウィルスに世間の話題が集中する中、過去に、三菱電機NECなどの企業のサーバーに対し、海外からハッキングされた形跡が明らかになり、日本の防衛機密を含む情報が流出した可能性があると報じられました。

 

わたしが懸念しているのは、日本という国は、こうした危機に対し脆弱なのではないか、ということです。保釈条件としてGPS装着も受け入れると言ったとされるゴーン被告の国外逃亡を許し、コロナウィルスでは入国や渡航制限が遅れて国内でも感染者が増え続け、防衛機密流出の可能性とは別件ながら、元ソフトバンク社員がロシアに対して機密情報提供した疑いで逮捕された事件もありました。

人を見ても疑わない性善説に立つのは、本来は素晴らしいことだと思いますし、困っている中国に手を差し伸べることは正しい行動だと思いますし、将来の両国関係でもプラスに働くと信じたいですが、性悪説に立つ国家や人間が日本を標的にした場合、あまりに脆弱な気がしてならないのです。今年は東京五輪が開催され、諸外国から日本が注目される一年です。当然、視線のみならず、人が大量に押し寄せることでしょう。

そうした中、たとえば凶悪犯がテロを目的に入国を図ろうとしたら、生物兵器のようなものを持ち込んでばら撒かれたら、ネット社会の混乱を目的にサイバー攻撃を仕掛けられたら、おそらく日本は太刀打ちできないのではないか、とも思います。

もちろん、そんなことは起こらないよう願いますが、世界には、残念ながら危険がたくさん潜んでいます。日本も狙われる可能性があるのです。

 

日本は島国として、四方を海に囲まれています。昔の鎖国のようなことは到底無理でしょうが、国外からの危険を水際で防ぐことや、国内の監視統制を強化することで、一定のリスク管理を図ることができるのではないでしょうか。

 

公共交通機関危険物チェックもそうですが、混乱がひとたび起きてからでは遅いです。性善説は素晴らしいですが、もう少し性悪説を前提に想定しておかないと、脆弱な国だという印象を与えてしまいかねない、という気がしてなりません。この1か月ほど、そんな気持ちで諸々のニュースを見ています。