マニアな小ネタの世界134 今年の中日ドラゴンズのみどころ

1月31日 金曜日 マニアな小ネタの世界134

 

こんばんは。

明日2月1日、プロ野球は一斉に春季キャンプが始まります。そこで今夜は、応援する中日ドラゴンズの見どころについて、わたしなりの見方を書いてみます。

 

■ 優良助っ人+元 助っ人コーチ  

2016年の来日以来、ほぼ中日の4番として活躍するダヤン・ビシエド・ペレス(以下「ビシエド」)選手は、実に真面目な選手だと思います。

当時獲得に当たった森繁和前SDやリナレスコーチのフォローもあり、日本生活に馴染むと、昨年末は長く日本に滞在し、球団納会にも参加しましたし、1月もキャンプに備えて既に来日し、精力的に練習に取り組んでいます。日本滞在の長さは家族の存在もありますが、外国人選手としては極めて異例で、ファンからも好感を持たれています。

パンチ力というよりはアベレージを残すタイプで、2018年8月には、月間安打のセ・リーグ最多記録を更新するなど、着実に成績を残してきました。まだ30歳という若さですし、本人は中日の外国人として初となる国内FA権取得を望んでおり、さらなる活躍に期待が膨らむところです。そして今季、また大きな助っ人が加わりました。

かつて中日に在籍し、3年連続首位打者ベストナイン4度を獲得するなど、歴代外国人の中でも優秀な成績を残したアロンゾ・パウエル氏が、打撃巡回コーチとして中日に復帰することが決まったのです。1・2軍の垣根を超え、外国人に限らず打撃指導を行いますが、かつてアベレージタイプの代表だった同氏の存在は、ビシエド選手にもプラスに働くことを期待しています。加えて同氏は、海外での指導者経験の中でフライボール革命で実績を挙げており、本塁打不足に悩む中日に適したコーチだと思います。

 

■ 和製大砲の登場か  

2018年ドラフト1位入団の根尾選手は、昨シーズンは悔しい一年となりました。

与田監督は将来の3番を担う期待をしているようですが、わたしには、体のが細く、主軸というより1番や7番あたりで安打を稼ぐタイプに見えます。

もっとも、かつて3番には立浪選手や関川選手が座り、現在も大島選手が座ることもあるので、3番=大砲と決めるわけにはいきませんが、パンチ力では弱い気がします。

そこで4番には本塁打の期待が掛かりますが、順当にいけば、しばらくはビシエド選手が4番を任されるでしょうから、アベレージ型選手で主軸を担うことになります。

しかし、パ・リーグに見られるとおり、4番の1発で試合を決めるのもプロ野球魅力です。かつて落合博満元監督が「右」「日本人」の4番がベストと語ったとおり、長らく生え抜きの和製大砲に飢えているファンにとって、ついにその条件に見合いそうな選手が入団しました。2019年ドラフト1位の石川(昂)選手です。高校卒の選手としては体格も良いですし、木製バットへの順応も見せています。4番、サードで高校時代に長距離ヒッターで鳴らしたと言えば、自ずと期待も高まるものです。

焦ってケガをしては困りますが、どのタイミングで頭角を現すのか興味があります。

 

■ 主力の安定がカギ  

外野コンバートの声も聞かれる根尾選手、いきなり和製大砲への期待が掛かる石川(昂)選手と、注目の若手が話題を集めていますが、やはり主力安定が必要です。

ここ数年、打撃陣は12球団の中でも良い方です。勝負弱さだけが課題ですが、安打は出ているのです。但し、選手層薄さがあり、主力の一人が崩れると脆いですね。

平田選手、大島選手、福田選手がおそらく外野を、ビシエド選手、高橋選手、京田選手が内野を守るでしょうから、流動的なのは二塁と捕手でしょうか。

二塁は昨年覚醒した阿部選手、守備力には定評ある堂上選手あたりが筆頭候補ですが、昨シーズン、ウエスタンリーグで活躍した石川(駿)選手の登場や、それこそ石川(昂)選手が三塁レギュラーを奪って玉突きが起これば、面白いと思います。

しかし、それも主力が年間通じて活躍することが条件です。まずは6名の主力が、過去の実績どおりの活躍をすることが大切だと思います。

 

■ 正捕手は本当に決まるか  

扇の要はチームのまとめ役ですから、実績が大切です。

残念ながら、生え抜きの正捕手を遡れば、現バッテリーコーチの中村武氏までいません。直近ではFAで加入し、後に監督も務めた谷繫元信氏まで遡ります。

正捕手不在が続く中、試合数では正捕手に近いと見られていた松井(雅)捕手をオリックスに放出し、ベテランの武山捕手は引退しました。経験だけ見れば、日本ハムからFA加入した大野(奨)捕手ですが、おそらくスタートで起用されることは少ないでしょう。昨年最多出場した強肩の加藤捕手、打撃重視の木下捕手、若さに期待の石橋捕手、ドラフトで加入したバランス型の郡司捕手が、2枠を争うことになるでしょう。

個人的には長く期待している加藤捕手に頑張って欲しいですが、石橋捕手や郡司捕手の新鮮さも見てみたいところです。現在の伊東ヘッドコーチと中村バッテリーコーチは、ともに捕手として経験を積みながら強肩強打の正捕手を掴んだだけに、敢えて中堅どころを退団させ、若手に横一線での競争を促したとも見れます。

今年一年で正捕手が決まるとは思いませんが、争いが熾烈になったのは事実でしょう。

 

■ リリーフ陣の重要性  

中日というチームは、早くから投手分業制が確立したチームでもあります。

いつの時代も、絶対的な抑えの存在があり、その前に信頼できるリリーフ陣がいました。現・与田剛監督もかつての抑えでしたね。落合(英)-岩瀬ーサムソンー宣や、浅尾ー岩瀬(いずれも敬称略)など、6回まで勝っていれば勝率が上がるというリリーフ陣の盤石さがウリでした。2019年は、久々にそのカタチが見られました。

しかし、抑え筆頭候補のマルティネス投手は開幕直後から不在となる予定ですし、昨シーズン大活躍したロドリゲス投手は大リーグへと移籍しました。途端にリリーフ陣に陰りが見えますが、期待したい選手も何人かいます。

ケガの影響で長らく育成に回っていた濱田達郎投手が支配下に復帰します。かつて高校ビッグ3と呼ばれた実力者です。貴重な左投手でもあるので、福投手、岡田投手とともに、左のリリーバーとして活躍して欲しいです。

石川(翔)投手もケガさえ無ければ期待される存在です。強気な投球と、それに見合う球質が持ち味で、ウエスタンでは活躍しています。

勝ちパターン、負けパターンをしっかり見極め、カタチさえ固定できれば、両外国人の穴をあまり悲観する必要も無いかと思いますが、どうなるでしょうか。

 

こうして、2018年、2019年と、少しずつ階段を上ってきている中日です。

わたしは本気で2位予想しています。是非、ファンを楽しませて欲しいものです。