MASA日記

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月曜ア・ラ・カルト3 正直

1月27日 月曜日 月曜ア・ラ・カルト3

 

こんばんは。

 

ここ最近、報道を見ていて思うことがあります。結局、多くの人は、正直な人間に対して好感を持ち、逆を言えば、正直さは人間にとって大切な要素なのだと。

 

昨年、お笑い界を震撼させた闇営業問題がありました。

いわゆる反社会勢力(政府が定義を変えてしまい「いわゆる」と言い切れないのですが)と接点を持ち、現金を受領していた芸人たちが謹慎処分を受けたのです。

当初は、正式な契約も交わさず、芸人のギャラをピンハネし、問題発覚を恐れて口止めを試みた所属事務所の対応のマズさもあり、芸人側に世間の同情が集まりましたが、芸人自身の行為が発端であることに変わりはなく、事に乗じて事務所を批判する芸人に対して厳しい視線が注がれるに至ったのでした。

特に主導したとされる2人の芸人は、記者会見を開いて涙ながらに訴えましたね。同じ行為をし、同じように金銭を受領し、同じように涙を見せた2人ですが、現時点での彼らへの評価は180度違うものとなっている気がします。

一人は事務所の大先輩が個人事務所で預かり、早ければ年明けにも舞台復帰を試みたという(真偽不明な)報道もあり、これには世間が拒否反応を示しました。結果として、現時点でも復帰の目途は立たない状況です。

もう一人は、憔悴しきった様子で謝罪し、記者会見後も表立った行動もありませんでした。正直な感想を言えば、問題発覚前に彼を見て、面白いと思ったことはほぼ無いですが、記者会見を見たネット上の意見の多くは「本当に反省している様子」「とても素直な人だと思った」「頑張って欲しい」と好意的に捉えており、わたしも同感です。手を差し伸べ、世間に上手に説明をした相方の協力もあり、徐々に復帰できそうです。

この2人の差は何かと言えば、専ら、人としての素直さ・実直さにあると思います。うわべで涙を見せても、言動の端々に本質が見えるのは古今東西問わずですから、その差がこの2人の明暗を分けたのでしょう。

 

同じく昨年、(いや、もっと前から)政界でも様々な問題が起きています。

週刊誌が発端となるような話ばかりを延々と議論している国会のレベルもどうかと思いますが、確かに政治家が公的なお金を使って私利を肥やすのは看過できません。

(本当にあったことは証明できませんが)あったと言われることを無かったと言い、あったものを(基準に従ってだそうですが)処分して確認できない状況にし、「今後はこのようなことが起こらないよう」襟を正すと言い放って逃げ切りを図るやり方には、呆れと言うか諦めに似た虚しさも覚えます。それでいて「今後も国民の声に耳を傾け」「真摯に対応して参る」と言える図太さにはお見事としか言いようが無いですが。

個人的にはせめて、党の垣根を超えて、まともに国の将来を託すに適さない政治家の方々が生まれぬよう、政権奪取時に誓った議員定数削減をさっさと実現して欲しいですが、自分たちに都合の悪い話を実践するはずもなく、都合よく医師の診断を受けながら、のらりくらりとその地位にしがみつきたいのでしょうね。

そんな体質が政界に蔓延している中で、「姑息だ」「どの面下げて言ってるんだ」という怒りは多く見られ、やはり多くの方は素直さ・実直さを求めているように見えます。

ふと考えると、「失言」が多いとされる麻生副総理 兼 財務大臣ですが、実はそれほど世間から嫌われている印象が無い気がします。たしかに「それを言ったらマズいのでは?」と思うこともありますが、意外と世間の感覚に近い発言に思えるからではないでしょうか。それを立場を考えずに言ってしまう素直さが、憎めないと言うのか。

たとえば、マイナンバーカードを活用したポイント還元策を国が打ち出した際、「効果を期待している」と言いつつも、「俺も正直言って、(マイナンバーカードは)持っていても使ったことは1回もなく、俺に言わせたら必要ない。使う必要がないものに毎年いくらカネをかけているか、アホらしくて聞いていられない」と放言したとかしないとか。仮にご本人の発言だとすれば、おそらく高齢者をはじめ、多くの声を代弁していると思います。閣内、しかも副総理という立場からすれば問題かもしれませんが。

かんぽ生命の不適切募集問題でも、新社長が就任し、出直しを誓った矢先に感想を問われた際、「言うのは簡単だけど、意外と大変だ。社風を一新しますなんて話はうそ八百。できっこないんだから」と切って捨てました。立場上の適切さは置くとして、おそらく多くの人が腹の底で賛同していることでしょう。

医療費負担の問題でも「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているやつの医療費は俺たちが払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」(本当に疾病で苦しんでいる方もいらっしゃるので、御尤もと言って良いかは別ですが)述べ、ほぼ病院に無縁なわたしはスッキリしました。

数え上げればキリが無いほど、「失言」は多いものの、意外と「そのとおり」と思っているような意見を、立場を考えず、オブラートに包まず言ってしまうところに、この方の素直さを想像させるからでしょう。大炎上し、辞任を迫る声は少ないです。

 

こうして見ると、人間的に素直な人は憎めず、むしろ応援したり救おうとする機運が生じ、大事に至らないのだと感じます。嘘で塗り固め、体裁だけを取り繕い、本心そこにあらずであれば、いとも簡単に見破られ、批判の的になるのです。

そう考えたとき、改めて、正直に生きることの大切さを想うのです。