温故知新34 レトロライフ

12月9日 月曜日 温故知新34

 

こんばんは。

 

先日、ランチにレストランに入ったときのこと。定食のご飯を「白米にしますか、十穀米にしますか」と尋ねられました。知人が大病した直後だったこともあり、「十穀米でお願いします」と答えました。

まだ白米が高級品だった時代、雑穀を混ぜることで量を増やしていたと聞きますが、いまや雑穀米は健康食として認知されています。

 

買い物に行けばレジの横に「レジ袋不要」のカードがあり、これを示すことで値引き、あるいはポイント付与の特典が受けられます。最近では、買い物に出るときはマイバッグを持参する習慣が身に着きました。

つい数年前まで、買い物袋を貰うことが当然だった気がしますが、気づけばマイバッグを持参しての買い物が当然となりました。

 

会社に行けば、個人情報や重要機密の無いプリントや、印刷ミスのプリントが纏められ、裏紙伝言メモに使われています。伝言メモ用の裏紙の束は、「こんなにあるのか」と思うほどの多さで、印刷のムダを感じる瞬間でもあります。

 

ムダという点では、自分が不要になったモノを、リサイクルショップに持ち込んだり、インターネットを通じた個人売買で売却することも日常に溶け込みました。

大量生産、大量消費、その後は使い捨てという時代は過ぎました。

 

こうして見ると、チラシの裏紙をメモ書きに使い、買い物に行くときは籠を持参し、不要になったモノは知人に譲るなど、昭和の時代までの日本の生活が、少しだけカタチや手法を変えて戻ってきている気がします。

新しいことは良いこと、と無意識的に信じていたフシがありますが、実はかつての日本人の生活は、とても工夫を凝らし、日本の生活に適した合理性を持っていたのだと感じます。今、高齢者が増えている日本ですが、この高齢者が経験してきたレトロライフを学ぶことが、実は将来の生活へのヒントになるかもしれない、と思っています。

高齢者が元気な間に、そのヒントを伝承してもらうことは、現役世代以下の将来にも繋がるのではないでしょうか。そんなことをふと思ったのでした。