スポーツ30 ドラフト会議

10月18日 金曜日 スポーツ30

 

こんばんは。

金曜日です。「マニアな小ネタの世界」の今週分は準備できていましたが、急遽の差し替えで「スポーツ」を投稿します。

 

昨日、2019年のプロ野球ドラフト会議が開催されました。

毎年、楽しみにライブ動画を見ているのですが、今年も様々なドラマがありました。

事前の情報では、佐々木朗希投手(大船渡高校)、奥川恭伸投手(星稜高校)、森下暢仁投手(明治大学)の3投手に指名が集中するのではないか、場合により、史上初の12球団すべての抽選になるのではないか、と情報が飛んでいました。

ドラフト前日の直前会議終了後、

佐々木投手:日本ハム、ロッテ、西武

奥川 投手:ヤクルト

森下 投手:広島

が公言されており、中日が地元愛知県の石川選手(東邦高校)を公言した以外、その他の球団は事前公言を避けました。巨人のように「投手」とだけ明かす球団や、結果的に見れば煙に巻いていたソフトバンクなど、公言する・しない両者ともに情報戦を交わしていたのでした。公言していない球団の動向が、当日の鍵を握りますが、即戦力で競合必至と言われた森下投手を広島が一本釣に成功したのは意外でした。これで広島は一抜けです。森下投手か、石川選手かと言われたDeNAも、地元の森選手を単独指名です。DeNAの作戦は、毎年何かあるので面白いですね。

一方、石川選手を高評価して見せていた楽天は、地元東北の期待がかかる佐々木投手を、「投手」1位指名を臭わせていたソフトバンクは石川選手と、事前情報がアテにならないところもまた、駆け引きの楽しさでもあります。

結果、佐々木投手はロッテ、奥川投手はヤクルト、森下投手は広島、石川選手は中日と、今年の下位球団、それも人気がやや低迷気味のセ・リーグに、注目選手が集まる結果となり、個人的には戦力バランスの意味で良かったと思っています。

 

さて、わたしが応援する中日ですが、ドラフト結果の個人評価は100点です。

ヤクルトに交渉権が確定した奥川投手、間違いなく好投手ですし、何より人間的に素直そうで応援したくなります。準地元の石川県の高校とあって、中日も当初は1位指名と予想されていましたが、前日に石川選手の1位指名を公言したため、中日・奥川投手の芽は無くなりました。ただ、この戦略はわたしは支持します。

理由は、今の中日に必要な戦力の優先度を見たとき、石川選手>奥川投手だったからです。今年の中日投手陣、先発を見ると、中堅の大野投手が最優秀防御率タイトル、柳投手が自身初の10勝マーク、これに続き、山本投手、清水投手、梅津投手、勝野投手と、2年以内の若手が次々と台頭しました。ただ、大野投手以外はすべて右投手、足りないのは、ケガでフル稼働できなかった小笠原投手や笠原投手と同じの先発でした。

奥川投手は右投げの投手ですから、喫緊に補強すべきポイントではありませんでした。

これに対し、今年は12球団ワースト、最多チームの半分以下という本塁打は、たとえ本拠地が広いナゴヤドームであることを差し引いても、なんとしても増やしたいところです。対戦する他球団の選手がナゴヤ本塁打を打てているので、広さ云々より、中日の打者に長距離砲がいないことを意味しています。

見渡すと、線が細い小柄な選手が多く、チーム内で本塁打が打てる平田選手、福田選手、高橋周平選手を見ても、他球団のパワーヒッターより非力に映ります。

強竜打線復活を掲げるには、本塁打30本は打てる、できれば和製長距離砲が欲しかったところ、地元出身で、その条件に当てはまったのが石川選手でした。3球団競合の中、クジを引き当てた与田監督の運の良さに感謝です。

続く2位で、先程書いた弱点である左の先発候補、4位では、今年3人減った捕手の逸材を指名するなど、チームの現状で足りない部分をピンポイントで補強したこともあって、わたしとしては十分すぎるドラフトだったと総括します。

 

あとは育成の問題です。昨年のドラフト1位 根尾選手もそうですが、高橋周平選手も小笠原投手も、とにかく中日は育成に時間が掛かる、しかも期待以上に育たないという傾向があります。今年キャリアハイを更新した堂上直倫選手も、かつて3球団競合で期待された長距離砲ですが、既に30歳、すっかり守備の人のイメージです。

長距離砲で獲ったはずの選手が小ぢんまりと纏まる、これが中日のスタイルなので、石川選手には是非、三振かホームランか、とまで言わなくとも、フルスイングで魅せる選手に育って欲しいと願うばかりです。

 

以上、今年のドラフト、特に中日を見た感想です。