気になるニュース 9月28日~10月4日

10月5日 土曜日 気になるニュース

 

おはようございます。

今朝は涼しい風が吹き、秋を感じさせてくれていますが、天気予報では東京の最高気温32℃と、この時期としては異常な暑さになるとか。外出される皆さん、健康管理に注意してお出かけください。さて、「気になるニュース」です。

 

■ 「消費税増税でも『10円焼き鳥』」(毎日新聞 2019年10月1日)

今週の話題の一つでした消費増税が、テレビ等で報じられ、個人消費の鈍りも懸念されていますが、福岡県大牟田市には1本10円の焼き鳥を頑なに守るお店があるそうです。

初代店主が、旧三井三池炭鉱に近い場所で創業したのが1950年、以来70年近い歴史を持つ老舗なのですが、当初の1本5円から値上げしたのは、1985年のたった1度のみ。それでも現在の価格である1本10円になっただけだとか。昨今の物価上昇に、今回の消費増税と、経営には非常に厳しい環境だと思いますが、それでも値上げせず10円を守る店主の決意の裏には、先代であった父親の遺言があるそうです。

「常連さん、中高年層を大事にしろ」「焼き鳥だけは上げるな」。この二つの遺言を残し、若くしてがんで亡くなった先代の言葉を胸に、これからも1本10円の焼き鳥を焼き続けるそうです。きっと今後も、地元の常連客に愛されることでしょう。

 

■ 「名湯有馬で『温泉なし食事もなし』」(神戸新聞NEXT 2019年10月3日)

有馬温泉といえば、江戸時代の温泉番付では西の大関と格付けされたほど、近畿地方を代表する温泉地です。わたしは”有馬兵衛の向陽閣へ”というCMがいまだに耳に残る、有馬温泉です。その有馬温泉に、温泉が無い、簡易の素泊まり宿が誕生しました。

キッカケは、2016年11月、有馬温泉中心街で民家火災が発生し、近隣の店舗にも延焼したため、その周辺が空き地となったのでした。街の衰退懸念した商店主らは、国の事業を活用し、2階建の共同店舗を建設することになったのです。

100年以上の歴史を持つ旅館「上大坊」は、この共同店舗の2階で、素泊まりの簡易宿「小宿八多屋」を開業しました。温泉は「上大坊」を使え、食事は温泉街で済ませる、素泊まりながらも有馬温泉を楽しめる上、料金も抑えられており、有馬温泉への敷居を下げることで、新たな観光客の取り込みを目指しているそうです。

 

■ 「徳島に伝わる民間信仰」(徳島新聞 2019年10月3日)

徳島では受験シーズンになると、多くの参拝客で賑わう「お松大権現」阿南市)があり、そのお松大権現と同じ女性と猫を祭る王子神社徳島市)とともに、地元では「猫神様」「猫神さん」と呼ばれ、親しまれています。

わたしは徳島で生まれ育ったので、「猫神」は親しみがあるのですが、先だって徳島市内の民家からニホンオオカミの頭蓋骨が発見されると、徳島特有の「犬神」と呼ばれる民間信仰が注目を浴びることとなりました(もちろん「猫神」と「犬神」では意味が違うのですが)。正直、わたしは「犬神」信仰は初めて聞きました。

「犬神」ですから、いわゆる憑き物のことで、郷土史家の多田伝三(1908~90年)が1976年に著した論考「阿波の犬神」には、犬神に取りつかれると、原因不明の熱が出て、足腰が立たなくなり、うわごとを言い出すといったことが紹介されています。

室町時代の徳島では、犬神が治安上の問題となったことを記す文書も残されており、その歴史が古いことが分かります。

そしてこうした犬神という存在を退治し、悪霊を取り払うものとして崇められたのがニホンオオカミだったため、先に発見された民家のように、ニホンオオカミの頭骨を祭ったのではないかと見られています。

四国は、そういう意味では謎めいた部分が今でも残っているので、民俗学などを調べる上では興味深い地域かもしれませんね。

 

今日からはプロ野球のCSが始まります。一方で、北日本の高い山では紅葉の便りも聞かれます。夏から秋へ、間違いなく季節は移っています。そんな一週間の「気になるニュース」でした。