温故知新22 保険

7月29日 月曜日 温故知新22

 

こんばんは。

 

2019年7月28日付 朝日新聞デジタルに、以下のような記事が掲載されました。

先般話題となりましたかんぽ生命の話題です。

販売委託を受ける日本郵便営業ノルマが、局員へのプレッシャーとなり、不適切な販売に繋がったとみて、ノルマを廃止する方針を固めたというのが概略です。

 

不適切な販売の詳細は書きませんが、短期間で複数の契約を獲得する手法として、被保険者を変える「ヒホガエ」と呼ばれる手法が取られていたと報道されています。

 

この記事を読んだわたしの感想は、「ノルマ廃止」が画期的なことのように扱われることへの違和感でした。たしかに、多くの保険会社は営利企業ですから、利益を得るための原理が働くこと自体は理解できなくもないです。

しかし、もっと原点に立ち戻ると、生命保険にノルマが課せられていること自体、本来おかしい話だと、わたしは思っています。ノルマを課す=何件販売しろ、という会社からの指示ですが、そもそも保険は契約者が必要に応じて加入するもののはずです。

 

実際に目に見えるような物でさえ顧客は慎重に選ぶのです。保険は目に見えないもので、いざとなって初めて有効な買い物だったかが判明します。それを郵便局の窓口にノルマを課して販売させていたこと自体、無理があると思うのです。(郵便局の窓口販売自体を否定する意図はありませんので、誤解無きよう)

自分に必要な保障は何か、いつまで保障が必要なのか、いくら保障があれば良いのか、しっかり納得して加入する必要があるはずです。加入者が納得したなら問題ありませんが、契約者に誤解を与えたり、あるいは理解できない状況を巧みに利用したならば、やはりそれは会社の利益優先であったという誹りは免れないでしょう。

 

「保険入りません?」とだけ声をかけても、必要性など感じるはずもありません。一方でノルマを課され、研修で干されるのが嫌で、以下のような記事も登場しました。

どこまで真実かは知る由もありませんが、その状況に追い込まれれば、自腹を切るということもあり得る話だとは思います。

幹部も会社からのノルマがあり、局員は幹部から割り当てられたノルマがある。結局その保険は、局や局員のために販売されたものであって、顧客第一では無いと思います。保険の仕事をしている知人に聞けば、一生で住宅の次に高い買い物という保険という商品を、まさか局員のために理解せずに加入させられていたと知れば、こんな勿体ないものは無いでしょう。わたしも今一度、自身の保険証券を確認しようと思います。

 

どの商売でも、ベクトルの向きが間違えると、悪い結果に行き着くということですね。