乗り物110 クルマのはなしvol11 勝手にランキング~スカイライン~

7月2日 火曜日 乗り物110

 

こんばんは。

 

昨日お伝えしたように、お陰様で登録読者50人という節目を迎えました。 

そこで今夜は、このブログ初、読者の方からリクエスを頂戴し、それにお応えするカタチで、今夜は「クルマのはなし」内ミニシリーズ「勝手にランキング」から、日産スカイライン編を書いてみたいと思います。スカイラインは熱烈なファンを抱える車種だけに、わたしの独断でのランキングは怖いところもありますが、何卒ご容赦の程を。

 

スカイラインとは

国産車数あれど、歴史の長さとファンの多さでは屈指のクルマです。

初代の登場は1957(昭和32)年、富士精密工業からの発売でした。ちなみに富士精密工業は1961(昭和36)年にプリンス自動車工業と改名し、1966(昭和41)年には日産自動車と合併となりました。日産がかつて掲げた販売チャンネルに、プリンス店というものがありましたが、それはこの系譜に由来するものです。

グロリア、スカイライン、ホーミーなどが、プリンスから日産に受け継がれた車種ですね。いずれもプリンス自動車工業としては高級路線のクルマと位置付けながら、日産との合併により、日産の既存車種との差別化からか、ややスポーティーな味付けが加わり、独自の進化を遂げたという過程もまた興味深いところです。

スカイラインと言えば、丸目4灯のテールランプやサーフィンラインなど、アイデンティティが多くありますが、やはりGT-Rという存在は別格ですね。骨抜きな走りと思われる代ではRが存在しないなど、本格派スポーツセダンを掲げるだけあり、作り手の意欲がヒシヒシと感じられるクルマであり続けました。

過去形で表現したのは、やはり通算10代目となるR34型を最後に、かねてのアイデンティティは放棄され、搭載エンジンも直列からV型に変わったことで、もはやスカイラインとは呼べなくなったと多くのファンが失望したからです。

現行型となる通算13代目は、この秋登場の14代目にバトンタッチする予定ですが、スカイラインモデルチェンジと聞かれても胸ときめかないファンが多いのではないでしょうか。どんなに名前を受け継いでも、クルマ自体がその精神を失った今、かえって過去の栄光に泥を塗っている気がしてなりません。

いきなりボヤき続けていますが、それでもスカイラインには、代ごとに愛称がつけられるほど熱狂的なファンが多かったのも事実です。歴史が長い分、今夜はスカイラインから5選ランキングしてみたいと思います。

 

■ 勝手にランキング

第5位 9代目(R33型)

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世間一般では”失敗作”の烙印を押されることが多いR33型ですが、わたしの中では高評価です。失敗作とされる所以は、先代R32型に比べて贅肉が増えた分、スポーティーさが削がれてしまったことが原因でしょう。

しかし、バブル末期の高級志向の影響でボディが大型化されたことで、セダンとしては居住性が高まり、デザインもエレガントさが増したと思います。エンジンも2.5Lが中心となったおかげで、余裕ある走りだったと所有者に聞いたことがあります。

本質はしっかり作られたセダンだけに、見た目で損した1台だったのでしょうね。

 

第4位 3代目(C10型)

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オールドファンなら文句なし1位に据えると思われるのが、ハコスカの愛称で今なお多くのファンを魅了する3代目スカイラインでしょう。

スカイラインの父とも呼ばれる故・桜井眞一郎氏の携わった中でも、傑作です。

スカイラインというクルマの性格を決定づけたこの3代目は、国内レース49連勝という前人未到の強さで他を圧倒したことで知られます。

羊の皮を被った狼のごとく、端正な外見に秘められた走りのポテンシャルは、当時多くのファンをにしたといいます。今でもハコスカファンは多く、中古車市場でも高値推移しています。静かに睨みつけるような表情に、凛々しさを感じます。

 

第3位 10代目(R34型)

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多くの方が言うとおり、スカイラインとしての精神を宿しているのは、正直なところ、この10代目まででしょう。走る車の代名詞であった直列6気筒搭載もこの代が最後ですし、先代R33型の贅肉を削ぎ落とした直線的なデザインとしたことで、スポーツセダンであることを明確に印象づけました。

おそらく、多くのスカイラインファンは、この路線を希望していることでしょう。むしろ、今のようなラグジュアリーサルーンになるなら、スカイラインの名を外して欲しいと願うファンは少なくないのではないでしょうか。

この後を継いだ通算11代目となるV35型のおかげで、事後的に評価が上昇した側面もありますが、わたしもこのR34型、好きなクルマの一つです。

 

第2位 6代目(R30型)

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よりによってR30型がR34型より上位評価というのは、きっと否定的な向きが多いと思います。なぜなら、スカイラインのハイエンドモデルであるGT-Rは、この代には存在せず、スポーツセダンとしては骨抜きと見られる世代だからです。

但し、その中でも前期型終盤に追加された「2000ターボRS」は歴代最高出力を誇り、「史上最強のスカイラインというコピーが奢られ、ハコスカ以来のレース復帰も果たしましたから、十分にスポーティなモデルだったと言えます。

そしてわたしがこの6代目を2位に選んだのは、「鉄仮面」の愛称で親しまれた後期型RSの外観が大好きだったからです。

直線基調のデザインは、スパルタンスカイラインの系譜を継いでいますが、このグリルレスな顔が、さらに冷淡で独特な雰囲気を醸していると感じたからです。

グリルありが常識だった時代に、このぶっ飛んだ顔を引っ提げたRSは、魅力でした。

 

第1位 8代目(R32型)

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これは多くの方にもご賛同いただける意見かと思いますが、第1位はR32型です。

コンパクトでスポーティなR32型は、バブル真っ只中の国産車技術の粋と、作り手の並々ならぬ熱意が集結した傑作だと思います。

スカイラインの父こと故・桜井眞一郎氏の一番弟子と言われた伊藤修令氏の主管ですが、コンパクトさ、凛々しさ、もちろん性能も含め、ハコスカの現代版とも呼べるようなカッコ良さに加え、16年ぶりGT-Rの復活など、話題性にも事欠きませんでした。

個人的にはシルバーガンメタのR32型スカイラインに乗りたかったのですが、今や高値すぎて手が出せない状況です。今では海外に輸出されてしまったタマも多く、国内で程度の良いモノを手に入れるのは難しいでしょうが、スカイラインの代表選手として、これからもファンを魅了し、語り継がれる存在になることでしょう。

あぁ、本当に運転してみたかったです。

 

以上、独断によるランキング、スカイライン編でした。