【特集】通算100回目前!マニアな小ネタの世界94

5月4日 土曜日 【特集】マニアな小ネタの世界94

 

おはようございます。

 

「マニアな小ネタの世界」通算94回目の今日と、通算95回目の明日は、お馴染みのシリーズビックリマン独り言」をお届けします。

 

毎度ボヤいていますが、最近のビックリマンすくみを大切にしていないと感じます。昔のビックリマンには、きちんとしたストーリーがあり、そこに沿ってすくみのキャラも存在して、ときにパワーアップしたり合体したりしていました。

 

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ここに並べたシールは、No4(第1弾)のすくみがNo63(第6弾)としてパワーアップしたことを示しています(久々に全シールの虫干しをしたので、引っ張り出しました)。

第6弾では、こうしたパワーアップは6すくみありました。

天聖界を襲った始祖ジュラに対し、6天使は6聖卵理力を注入して狙い撃ち、見事に撃破したものの、その始祖ジュラの体内から現れたのが、全知全能の神として天聖界を治めるスーパーゼウス(第1弾ヘッド)の双子であるブラックゼウスだった、というのが第6弾のストーリーですね。そして第6弾ヘッドは、始祖ジュラとブラックゼウスという、悪魔ヘッド2種類でした。特にブラックゼウスは初のホログラムシールとして人気が高く、当時の子どもたちを熱狂させたのでした。

ちなみに保存が難しかったブラックゼウス、わたしのシールも例外ではありません。

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話を戻すと、こうして第1弾と第6弾は、関連性があるのですが、当時ビックリマンの企画を担当していた反後博士は、コロコロオンラインでの連載ビックリマン伝説シール誕生秘話」第18回で、その背景を語っています。

第6弾当時はビックリマンの人気の過熱ぶりが著しく、あのチョコのウエハースの生産が追い付かないという緊急事態が迫っていたそうです。そこで、アイス(一部寒冷地域ではスナック)で代用しようと考えたのだとか。

ちょうど途中から集め出した子どもたちも多かったため、アイス(スナック)版では第1弾から販売することで、最初からの収集を可能としました(わたしもアイス版で初期シールの収集をした一人です)。一方で、チョコ版をどんどん進めると、話の展開についていけなくなるため、第1弾のキャラと第6弾のキャラに関連性を持たせ、第6弾では敢えてストーリーの進展を止めたのでした。

その結果、ヘッド同士は双子関係、すくみはパワーアップ関係など、第1弾と第6弾で対になっているのです。後から聞けば納得ですが、当然子どもはそんな背景を知らず、パワーアップしてる!と興奮したのでした。

写真をアップしたすくみ、面影を残しつつ、パワーアップしてる感じがよく表現されてますよね。「トン魔戒」が「TON魔」に、「助太刀悟空」が「GOKUDON」に、「三象法師」が「ブッダSANZO」にと、アルファベットが入る点ですくみに共通性も持たせています。こうした細かい仕事も、当時のビックリマンの良さなのです。

何の脈絡も無く、人気キャラを焼き直すだけの現代版とは違います。

 

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パワーアップという意味では、合身させる手法も多かったですね。

これはNo102(第9弾)の悪魔フックRO誕生をシールで再現したのですが、No69(第6弾)の魔人フックとNo86(第8弾)の蜃鬼ROが合身して誕生した、悪混鬼です。

名前も足して2で割ったような名前ですが、キャラの細部も原形を半分ずつ受け継いでいるような絵になっています。肌の色や舌、目の配置、下半身が霞んだように見えるのは蜃鬼RO譲りで、フックやハット、着衣や髭といったアイテムは魔人フック譲りと、比較しながら「ここはそうきたのかぁ」と、悪魔シールなのに思わず唸るんですよね。

お守こそ進化版ではありませんが、対になる天使は、同じNoの天使が合体しています。

 

本来ハズレである悪魔シールでさえ、こうして楽しめるのが、ビックリマンの良さなんだとわたしは思っています。