MASA日記

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おとなの学習帳23 地名

4月18日 木曜日 おとなの学習帳23

 

こんばんは。

 

今夜の「おとなの学習帳」は、東京の地名の由来についてです。地名は、市町村合併などでガラッと変わってしまうこともあれば、時代の変化の中で、が変化したり、充てられる文字が変わることもあります。その由来にわたしは興味を持っています。

 

たとえば現在大人気のアイドルグループ・乃木坂48の名前にもなっている乃木坂学習院院長であった乃木希典大将の人名からきています。乃木坂といえば、ムード歌謡グループ、ロス・インディオスとシルヴィアが歌った「別れても好きな人」の二番の歌詞に登場しますが、その次に登場する一ツ木通」という地名は港区赤坂にあります。この地名の由来は、平安時代に栄えた頃、人足の交代した場所、つまり人が継いだ「人継ぎ」の場所であったことにあります。

 

かなり前置きが長くなってしまいましたが、今回取り上げたかったのは「乃木坂」でも「一ツ木通」でもありません。メトロに乗っていて気になった駅名千駄ヶ谷です。東京メトロ副都心線の駅です。

聞き流せば何も思いませんが、「せんだがや」という音を繰り返してみて、その上であの字を読むと、由来がどこにも見出せない気がして、今回調べてみました。

答えはすぐに見つかりました。渋谷区のホームページには、いくつかの地名の由来が記されています。現在の千駄ヶ谷の表記は1688年以降用いられており、それ以前は、千駄萱と書いていたそうです。当時この周辺は一面の萱野原であり、毎日千駄(馬一頭の背に乗せる荷物を数える単位から転じ、非常にたくさんという意味)の萱を刈ったことが、元の地名の由来だと分かりました。その音が残り、表記が途中で変化した例です。

 

その次に浮かんだのは、「千駄ヶ谷」が千駄の萱なら、谷根千で人気の千駄木は千駄の木が由来だろうという推測です。これも調べてみました。

やはりと言いますか、有力説の一つは、辺り一面の雑木林で、伐採した薪が千駄にも及んだという「千駄ヶ谷」同様のルーツであるとするものでした。

他にも、太田道灌が植えたセンダン(栴檀)の木=栴檀木が訛ったという説や、雨乞いの儀式である「千駄焚き」が訛ったという説も見られるようで、どれが正しいという結論を見つけることはできませんでした。但し、いずれも木に関することは間違いないようですから、やはり木がたくさんあった場所なのでしょう。

 

もう一つ思ったのは、「せんだがや」と「せたがや」は、もしかすると同じルーツに辿り着くのかという疑問でした。訛り方が違って、現在のような違いになったのか、と。

しかしこの推測はハズレていて、「世田谷」は浅瀬の開拓を意味する「せたかい」が転じたという説や、台地の間の狭い小谷を意味する「せとがや」が転じたという説が有力で、「せんだがや」が訛ったものではありませんでした。

 

しかし、一つの地名をこうして辿るだけでも、その中に歴史が見えたり、過去の人々の暮らしが想像できたり、なかなか興味深いと思うのはわたしだけでしょうか。

これからもこうした地名を、後世に残して欲しい、と願います。