乗り物112 クルマのはなしvol7 勝手にランキング~MARKⅡ編~

4月9日 火曜日 乗り物112

 

こんばんは。

今夜の「乗り物」はクルマです。トヨタの誇る膨大なラインナップにあって、長年にわたりブランドを維持し続けてきた名前の一つが、マークⅡです。その名前の消滅まことしやかに囁かれる中、その実質的後継車でもあるマークX含め、わたしが好きなマークⅡベスト3を勝手にランキングします。

 

■ マークⅡとは

ランキングに入る前に、マークⅡというクルマについておさらいしておきます。系譜としてはトヨタのミドルセダンの代表であるコロナ(現 プレミオ)に属します。そのコロナより、スポーティで上質な位置づけとして、4代目まではコロナマークⅡを名乗りました。5代目からはコロナの名が外れ、マークⅡとなりましたが、バブル前夜という時期も重なり、コロナ以上クラウン未満という絶妙な位置づけが、上昇志向の社会にマッチし、世の中にはホワイトのマークⅡ3兄弟(チェイサー/クレスタ)が溢れました。こうして、クラウンほど威厳は無いものの、コロナよりは上級というポジションを築いたマークⅡは、特にバブル期には驚異的な売れ行きを見せたのでした。

しかし、SUV、ミニバン、コンパクトカーと、世の中のセダン離れが加速した中、新鮮さをアピールすべく車名をマークXと改めましたが(トヨタはマークⅡ後継であるとは言っていませんが、実質的には後継車です)、その流れに歯止めがかからず、現行型カムリの成功もあり、間もなく車名消滅という話が聞こえています。

 

■ 勝手にランキング

第3位 5代目

f:id:Masa_S:20190407065433j:plain

マークⅡといえばコレ!という方も多いことでしょう。

とにもかくにも、猫も杓子もマークⅡ(3兄弟)という風潮を作ったといえば、この5代目です。本当によく売れましたよね。街中には白のマークⅡ、ツートーンのマークⅡが溢れていました。それでいて没個性的であるため、目障りでも無いんです。

冒頭書きましたが、この代からコロナの名が外れ、マークⅡとして独立車名となりました。高級要素として語られるクリスタルピラー(Cピラー周り)や、フロントグリルに埋め込まれたハロゲンランプなどは、上位車種である当時のクラウンにも共通するアイコンでしたね。内装のチリ合わせなどは、さすがトヨタと思わせる出来ばえでした。

 

第2位 3代目

f:id:Masa_S:20190407064542j:plain

f:id:Masa_S:20190407070946j:plain

わたしがマークⅡというクルマを初めて認識したのが3代目でした。それだけ、他の汎用なクルマの中で一際目立っていたクルマでした。かなりのユーザーをターゲットにする中でこのデザインを採用した当時のトヨタ攻めっぷりは、相当だと思います。

当時の広告写真、サイドライン、フェンダーラインの流れが美しく撮影されています。

日本では不評な尻下がりデザインも含め、ヨーロッパ的な印象を受けました。レトロで、斬新で、風格もあって、それでいてクラウンを超えない(というより路線が違う)、スポーティさも感じる、人々の印象にも残る、その意味では、すべての要素を満たした絶妙なスタイリングだったと今でも思います。唯一無二の存在ですね。

実際に車格が上がったと感じさせる装備もあり、フラッグシップには2.6ℓエンジンも搭載されるなど、アッパーミドルセダンの存在感を示したのでした。

 

第1位 7代目

f:id:Masa_S:20190407071014j:plain

マークⅡというクルマの歴史において、販売台数で語れば5代目、6代目をワンツーフィニッシュさせるべきなのでしょう。しかし、ここはわたし独自の評価です。圧倒的な販売台数を誇った6代目より、この7代目の方が好きです。

没個性に徹した6代目から一転、7代目は、スポーティさを出してきました。3ナンバー化されたボディの大きさを目立たせないためか、全体的に丸みを持たせ、ボディやライトなどはシャープな形状としています。極細なBピラーなども当時の流行ですね。

Cピラー以後の処理(特にバンパー形状)のせいで、クルマ全体のデザインの纏まりを欠く印象を受けますが、それは真後ろから見たときのテールランプの面積が影響している気がします。この代はテールランプを細く仕上げているため、何も装飾の無い巨大な空白を嫌ったのかと。個人的には、リアの下部をもっとどっしり厚みを持たせても良かった気がしますが、このテールランプが大好きなんです。

そしてバブル期真っ只中に開発されているだけに、クルマの完成度折り紙付きです。生まれた時代が一足遅かった、残念な世代でした。

 

 

ややもすれば没個性的なセダンと捉えられがちなマークⅡというクルマ、ここでは触れていませんが、初代、2代目も含め、実はトヨタが攻めていることに気づきます。

長い歴史を持つクルマの幕が下ろされる日が近いかと思うと、残念です。