スポーツ23 キャンプイン目前、今年の中日ドラゴンズ(前半)

1月30日 水曜日 スポーツ15

 

こんばんは。

水曜日は「諸国銘菓を江戸で買う」が曜日テーマですが、2月1日のキャンプインを目前に控え、不定期テーマ・スポーツで、わたしが応援する中日ドラゴンズを占います。

 

■ 新戦力

2018年シーズンは、阪神の大失速で最下位こそ免れたものの、球団記録ワーストを更新する6年連続Bクラスと、低迷を脱することができていません。

特に落合政権頃からファンになった方には、この低迷はショックでしょう。しかし、このオフ、中日ドラゴンズは新戦力を獲得しました。

なんといってもチームを率いる監督に、久々の生え抜きOBである与田剛新監督が就任しました。闘将・星野仙一監督(故人)時代にストッパーとして活躍し、新人王も獲得、甘いマスクとは裏腹に、闘志溢れるピッチングは今も記憶に残っています。

しかし、新監督はコーチ経験や解説者経験を持つものの、監督経験は無い中、その参謀役のヘッドコーチとして、伊東勤が招聘されました。西武ライオンズの黄金期を正捕手として支え、ライオンズ監督、千葉ロッテ監督を歴任、国際大会でもコーチ経験を持つなど、経験豊富な同氏が、縁もゆかりもない中日ドラゴンズのヘッドコーチを引き受けたことは、驚きと感謝を持って受け止める向きが多いようです。

緻密そうで実は熱い新監督と、経験豊富で監督にモノが言えるヘッドのコンビ相乗効果を発揮するか、この首脳陣交替が最大の新戦力だとわたしは期待しています。

コーチ陣については、指導歴や経歴上、疑問符が無いわけでもないですが、結果を見ないことには何とも言えませんので、頑張って欲しいと願うばかりです。

一方、選手の新戦力は何と言ってもドラフト1位入団の、根尾昂選手でしょう。投打ともに異彩を放つドラフトの目玉であり、頭脳明晰とも言われるルーキーの活躍は、ファンの多くが否応なく期待してしまいます。特にここ数年、暗いムードが漂う中で、派手さは無いものの、話題性十分な根尾選手の獲得は、球団も嬉しいことでしょう。

昨年の松坂フィーバーに続く根尾フィーバーが、今年も沖縄で起こるのでしょうか。

ドラフトが目立った分、FAやトレードでは対照的に地味さが否めません。長年の下位に甘んじる中で、血の入れ替えも断行するかと思いましたが、与田新監督は「現有戦力の底上げ」を掲げています。2004年の落合監督初年度の再現なるか、注目です。

 

■ 投手

コチラは不確定要素が多い印象です。今年は阿波野投手コーチが加わりました。

わたしがここ数年感じているのは、投手の役割が不明瞭ということです。中日ドラゴンズは、他球団よりも早く投手分業制が確立した球団でもあります。星野政権下の落合(英)-岩瀬-サムソン-宣や、落合政権下の高橋(聡)-浅尾-岩瀬など、6回まで勝ち越せばまずは安心、というカタチが備わっていました。

しかし、最近では、同じ投手が、勝ち試合も同点も、果ては負け試合も投げる場面が見られ、投手自身も役割がはっきりせず、ファンも”勝ちに行く試合”という安心感が得られません。むしろ投手のモチベーションを思うと、不安にさえなります。このリリーフ陣の明確な整備が、喫緊の課題だと思います。

順当に行けば、田島投手を軸に、入団2年目の鈴木博投手、昨年終盤に開花した佐藤投手、長年ストッパーを期待されながら覚醒しない福谷投手など、名前は挙がるものの、決め手に欠ける選手ばかりで、良い意味で期待を裏切って欲しいものです。

加えて、岩瀬投手が引退した今季、のセットアッパーが不足しています。以前は、小林(正)、高橋(聡)、岩瀬など、確実に計算できる左投手を後ろに備えていたのですが、岩瀬投手がいなくなった今、その役割に当てはまる名前を思いつきません。強いて言えば岡田投手ですが、素質を認められつつ、戦線離脱もあったりと波に乗れていない現状、個人的には小笠原投手の配置転換も選択肢だと思っています。

良い球を持ちながら、先発では息切れが見られるので、1イニングを毎日任せることで新境地を見出せるのではないか、という理由です。投手コーチが決めることですが。

その先発陣は、昨年の勝ち頭であるガルシア投手が阪神に移籍という急転直下の展開に、中日ドラゴンズファンはショックを受けたことでしょう。代替としてロメロ投手の加入が発表されていますが、日本球界での実績が無いため、皮算用できません。

むしろ、昨年復調した松坂投手侍ジャパンでも結果を残した笠原投手、昨年途中から先発に定着した藤嶋投手などが、今年も軸になるのでしょう。そうした中で、わたしが今季期待しているのは、野投鈴木翔太投手です。二人とも背水の陣です。

野投手は長年”竜のエース”と新聞等で言われていましたが、わたしは評価していませんでした。二桁勝っても二桁負ける、貯金ができない投手だったからです。むしろ、宴会部長的なノリが注目され、背中で引っ張るエースの風格が備わりませんでした。しかし昨年は未勝利な中、松坂投手の加入で、エースの存在感を実感したはずです。年齢的にも若手とベテランの真ん中で最も脂の乗る時期、奮起して欲しいものです。かつて巨人・長嶋茂雄監督をして「レフティーズ」と言わせた中日は、左投手王国でもありました。大野、笠原、ロメロと3枚左投手が整えば、先発陣のバランスも取れます。

鈴木翔太投手は、個人的に応援しています。聖隷クリストファーという高校からのNPB選手は初、準地元である静岡県の出身です。昨年までは背番号18を背負い、若き先発として期待されつつも、戦線離脱が続き、今季は松坂投手に18番を譲り、99番をつけることとなりました。球団屈指のイケメンでもありますし、ファン獲得の意味でも彼の活躍はプラスに作用するはずですから、本当に期待しています。

 

■ 捕手

課題が尽きない中日ドラゴンズですが、捕手も長年の課題ですね。

少なくとも、わたしがファンになって以降、これほど正捕手が不在の時期はありませんでした。中尾捕手、中村武捕手(新 バッテリーコーチ)、そして谷繫捕手。常に安定してマスクをかぶる捕手がいました。

昨年で言えば、松井雅捕手がメインでしたが、残念ながら正捕手と言える試合数ではありませんでした。日本シリーズでは、福岡ソフトバンクホークスの甲斐捕手の肩の強さが広島の走塁を阻んだことで話題となりましたが、松井雅人捕手の盗塁阻止率は、まさかの.170と、目も当てられない数字です。打率でも良ければ分かりますが、打率も.229では、”他にマシな選手はいないのか?”と思ってしまいます。

他球団から獲得し、正捕手の役割を期待した、武山捕手(西武ライオンズからトレード)、大野捕手(北海道日本ハムファイターズからFA)ともにパッとせず、松井捕手にその座を譲っている状況では、ファンとして寂しい限りです。

数年前に予兆のあった、杉山捕手、桂捕手も開花しないままです。

わたしの捕手のイメージは、やや太めでどっしり構える印象、現在で言えば、巨人の阿部捕手のようなイメージです。その体形や面構えで、以前も書いたと思いますが、加藤匠馬捕手を推してきました。昨年は出番無しでしたが、視察した伊東ヘッドコーチ、中村バッテリーコーチが揃って”甲斐キャノン”に匹敵すると評価したそうですから、今年こそ出番があると期待しています。何より、面構えが良いですね。

打率が低いと言いますが、黄金期を築いた落合元監督は、一芸に秀でていれば使うと言っていました。例えば、英智選手が重宝されたのは、その守備力ゆえでした。落合氏は、現在も様々な場面で”8番(捕手)9番(投手)は打たないと思えば済む、むしろ守備が大切だ”と度々話しています。松井捕手が3割打てるなら迷いますが、打率.229では魅力を感じません。首脳陣交替を機に、加藤捕手に扇の要を任せて欲しい、わたしはそう思っています。加えて、ドラフト4位の石橋康太捕手は、打てる捕手との評判です。コチラもじっくり経験を積ませつつ、近い将来の正捕手に育って欲しいですね。

 

ということで、前半が長くなりましたが、明日は後半です。

わたしの今年の注目、与田剛新監督、伊東勤新ヘッドコーチ、大野雄大投手、鈴木翔太投手、加藤匠馬捕手、石橋康太捕手を挙げました。