MASA日記

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マニアな小ネタの世界79 ぼくらの七日間戦争

1月11日 金曜日 マニアな小ネタの世界79

 

こんばんは。

タイトルを読んで懐かしさを覚えた方は、きっとわたしと同世代かもしれません。しかし、実は現代の子どもたちの間でも親しまれていること、ご存知でしょうか?

2018年5月5日に発表された「小学生がえらぶ! “こどもの本”総選挙」では堂々の第8位にランクインし、2019年にはアニメ化されることも発表されています。

そんな懐かしくて新しい「ぼくらの七日間戦争」が今夜のテーマです。

 

■ 「ぼくらの七日間戦争」とは

ぼくらの七日間戦争」をご存知ない方もいらっしゃると思いますので、作品について簡単にご紹介しておきたいと思います。

宗田理さんの「ぼくら」シリーズの第1作目で、1985年4月に角川書店から発行されました。校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に不満を抱いた中学生たちが、荒川河川敷にある廃工場に立てこもり、「解放区」と称して、権力や不条理に立ち向かうストーリーです。中学生と言えば、子どもが持つ純粋さと、大人として理解すべき建前ので揺れ動く反抗期です。そんな子どもの心をちょっぴり満たしてくれる、痛快でいて、ほんわかする作品だったこと、覚えています。

この作品のヒットから、続編となる「ぼくらの七日間戦争2」ほか、「ぼくらの」で始まる一連のシリーズが発表され、読者である子どもたちとともに成長する「ぼくら」は、シリーズの中で中学生から高校生へと成長していくのでした。

 

■ 一時期は低迷

しかし、こう書くと順風満帆にも思える「ぼくら」シリーズですが、わたしの記憶では1988年に「ぼくらの七日間戦争」が映画化された頃がピークだった気がします。

たしか宮沢りえさんが主演を務めていましたね。1988年と言えば、わたしがまさに「ぼくら」と同じ世代だったわけで、内面の自分を表す等身大の「ぼくら」に感情移入しながら、映画を見たのを覚えています。

続く1991年公開の「ぼくらの七日間戦争2」はB.B.クィーンズちびまる子ちゃん主題歌でお馴染み)の歌う主題歌が好きでしたが、興行成績は奮いませんでした。

その後はすっかり記憶からも消えていましたが、やはり小説も低迷していたようです。

盛り返すキッカケとなったのが、ポプラ社から出版された図書館版で、子どもたちが手に取る機会が増えました。2007年には同社から「ぼくらの最終戦争」までの11作を再録し、イラストも新たにした新装版を出版されます。角川つばさ文庫でも再版され、冒頭に述べたように、徐々に現代の子どもたちの間にも浸透してきました。

 

■ 30年の時を超えて

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これが現代の「ぼくらの七日間戦争」の小説の表紙です。かなり柔らかい印象を受けます。中学生というより小学生が図書館で手に取るのも分かります。

懐かしかったので、久々に本棚から当時の小説を出してみました。表紙からして、中学生向けな印象を受けます。

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左が「ぼくらの七日間戦争」、右が「ぼくらの七日間戦争2」の原作となった「ぼくらの秘島探検隊」です。いや、ほんとに何十年ぶりに見ましたが、懐かしい!

当時のわたしは、この表紙に写っている「ぼくら」に感情移入し、自分ならどの子に近い行動するのだろうと思いながら、読み進めていました。

 

2019年、アニメ化に至るほど、再び子どもの間で広まってきている「ぼくら」人気ですが、得体の知れない何かに苛立つエネルギーと、自分が信じる何かに青春を掛ける純粋さを、子どもたちには大切にして欲しいなと思います。

子どもから大人への心の変化は、誰もが通る成長の証です。30年を経た現代、「小学生がえらぶ! “こどもの本”総選挙」にランクインするのも、誰もが通る道だからこそかもしれません。現代の子どもが、この作品をどう解釈するのか、少し興味があります。