MASA日記

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温故知新1 褒める

1月7日 月曜日 温故知新1

 

こんばんは。

(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る温故知新の精神。平成の世が終わり、新たな時代の幕開けとなる2019年、その精神を大切にしたいと思い、始めるテーマです。

 

第1回目となる今夜は、「褒める」ことの大切さについてです。

曜日テーマの変更にあたり、アクセス数を稼いでいた「時事の戯言」を定期テーマから外した理由として、ややもすれば批判的なことを書き連ねていた反省からであることは、昨年大晦日のブログに記したとおりです。

人を批判することは容易かもしれません。人には必ず欠点があり、自分の見地に立って、あれこれと至らぬ点を指摘すれば済むのですから。

しかし、人を褒めることは、意外にも難しいことです。なぜなら、その人をよく観察し、その人の立場に立って物事に想いを巡らせ、その良い部分を適切で心地良く表現しなければならないからです。観察力、共感力、表現力が求められます。

昨今、ネット世界が発達し、ひとたび批判的なことが書かれると、集団心理も働いて、タガが外れたように批判を浴びせ掛ける傾向が見られます。それが匿名性を帯びていれば、なおさら性質の悪いものとなり、ときに人を追い詰めるのです。

ネットの世界に限らず、現実社会においても同様の傾向が見られ、逆に言えば、他人に対する許容範囲が狭まっている気がします。

 

兵庫県多可町という場所があります。

兵庫県東播磨地域に位置し、人口は2万人ほど、旧中町、旧加美町、旧八千代町が合併して平成17年11月に誕生した町です。日本一の酒造好適米山田錦発祥の地だそうで、日本酒がお好きな方ならば、もしかするとご存知かもしれません。

この町で2019年1月1日、新たな条例が施行されました。その名も「一日ひと褒め条例」です。家族や友人、職場の同僚らの良い点を見つけ、言葉で伝え合うことで、心豊かで賑わいあるまちづくりを目指す目的で制定されました。

 

批判されることに対して真摯に受け止めることは、なかなか難しいことです。ときには気持ちが内向きに閉じ籠ったり、反対に、批判者を攻撃したりと、批判は感情を交差させることに繋がらない結果を生み出します。

平成の時代は、人々が疲弊したとも言われました。肉体的にでは無く、精神的に、人と感情を交差させることに疲れたのだと。

翻って、わたし自身を思い起こすと、人生の中で、褒めてもらうことで自信がついたり、それだけで嬉しくて1日が明るくなったりしたものです。かつての教師や、老人たちは、よく子どもを叱り、そして褒めてくれました。

自分の周りの人が、ほんの小さな幸せでも1日1つ感じれば、きっとコミュニティ全体が温かい気持ちになるはずです。個々の観察力、共感力、表現力も磨かれ、人の良い点を見つけようと前向き思考になれると思います。

 

今年は元号が変わる節目の年。そして年始めの1月です。

新たなる時代が、人が共生する上で、心豊かで明るいものとなるよう、わたしは町民ではありませんが、遠く離れた関東の地で、「1日ひと褒め」を心掛けたいと思います。

古き時代の良き先人の知恵を捨て去るのではなく、新たな時代を築くとして活かす、温故知新の精神でこの一年に臨みたいと心に誓うのです。