おとなの学習帳14 地名

12月13日 木曜日 おとなの学習帳14

 

こんばんは。

今夜の「おとなの学習帳」は、まず、漢字の成り立ちから始めます。

先日ふと「港」という漢字を見たとき、この漢字は”さんずい+ちまた”で成り立っていることが気になりました。ちまたと言えば、世間などの意味合いで使われていますが、この漢字の成り立ちから調べてみました。

 

漢字は”共+己”でできており、共は交通の交わりを、己は座っている人を意味するそうで、まさに交通が入り組み、人が住んでいる、集落のようなものを表現しているとか。そして、読み方のちまたは、”ち+また”であり、ちは道の意味、または股で分岐点の意味だとか。そもそもみちという読み方は、みちを意味する”ち”に、丁寧な表現である御(み)を加えたものだと言いますから、ちまたの場合は、道の分岐点、というのが元々の意味合いだったようですね。

 

このように、人が集まり、交通の盛んな賑やかな場所をちまたと言い、港は水上におけるそうした場所を指しているということが分かりました。

 

ところで、ちまたと聞いて思い浮かべる地名が、千葉県にあります。八街市(やちまたし)です。調べてみると、明治新政府の政策により、徳川幕府の放牧地であった小金牧・佐倉牧の開墾が進められることとなり、開墾の順序に従って13の地名がつけられました。単なる数字ではなく、数字に縁起の良い漢字を加えた地名は以下のとおり。

初富(鎌ヶ谷市

二和(船橋市

三咲(船橋市

豊四季(柏市

五香(松戸市

六実(松戸市

七栄(富里市

八街(八街市

九美上(香取市

十倉(富里市

十余一(白井市

十余二(柏市

十余三(名取市および香取郡

( )内は現在の行政域区分ですが、八街市は八番目の「八」と、賑わう「街」を加えてできた名前なんですね。それならば、音にも忠実な八巷にすれば良いと思うのですが、街の方が成熟した都市をイメージできるという考えからなのでしょうか。

 

いずれにせよ、千葉県にはナンバリングの地名が13あること、そして地名や人名に使われる漢字の成り立ちを知るきっかけにもなること、地名は奥が深いですね。