12月9日 日曜日 今日は何の日?
おはようございます。
やはりと言うか、朝は寒いですね。今日は日中の最高気温もあまり上がらない予報、いよいよ冬という寒さになってきました。
今年も残りあと2週間、風邪引かないよう、健康で1年を終えたいものですね。
さて、曜日テーマ「今日は何の日?」ですが、
12月9日 = 障がい者の日
だそうです。1975(昭和50)年、国連総会で「障害者の権利宣言」が採択されたことに因み、1981(昭和56)年、総理府(現在の内閣府)主催の中心記念事業「広がる希望の集い」で制定されました。
まず、わたしの幼い頃からの変化と言えば、「障害者」という表記をやめ、「障がい者」という表記が増えてきました。「害」という漢字の意味が良くないため、障がいをお持ちの方を傷付ける可能性があるという配慮からです。
しかし、国の行政機関やNHKなどは「障害者」を使い続けていますし、自治体によって「障害者」「障がい者」いずれを使うか分かれています。
まず、国の行政機関やNHKが「障害者」表記を続けるには理由があるようで、社会との関わりの中で障害に直面している方々だという理解に基づいています。したがって、その方々を意味しているわけでは無く、むしろ社会との関わりの中にある障害を取り除くことが大切なのだ、という考えのようです。
なるほど、とも思う反面、実際に漢字だけを見れば、やはりあまり良い印象を受けないのも事実で、このあたりは時間の流れの中で、自然と答えが見えてきそうです。
それにしても、昔に比べて、障がい者への理解を深めようとする動きが広がりました。障がい者に関するマークの普及なども、その一つでしょう。
たとえば、2段目のマークは昔は見ませんでした。わたしが無知だっただけかもしれませんが。2段目一番左は、聴覚が不自由であることを示すものですが、聴覚障がいの場合、障がいがあることを外見で判断できないことも多いため、有効ですね。
その右隣は順に、排泄機能に障がいがあること、身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障がいがあること、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている(たとえば、義足や人工関節、内部障がいや難病、妊娠初期など)ために配慮を求めていることなど、いずれも外見で分かりづらいケースに役立つマークとして、最近は多く見られるようになりました。
こうして、障がいをお持ちの方々が、自ら障がいを持っていることを発信しているマークです。障がいを持たない人が、マークの意味を知らなければ、役立ちません。
内閣府や自治体、ボランティア団体のHPなどでも説明されていますので、少しでも理解し、社会に残る障害が取り除かれるよう、一つずつ変化していけば良いですね。
以上、「今日は何の日?」でした。