MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

乗り物92 クルマのはなしvol3 没個性のデザイン

11月27日 火曜日 乗り物93

 

こんばんは。

日産のV字回復の立役者だったカルロス・ゴーン元会長が逮捕された衝撃は今も続いていますが、同氏はまた、三菱自動車の会長も兼務していました。

フランスのルノーを加えた連合の今後の危機が取り沙汰されていますが、わたしにとっては三菱自動車の発表したデリカD:5の方が危機だと思っています。

 

三菱自動車と言えば、その代表車種はパジェロアウトランダーといった頑丈SUVであり、かつてはギャランやランサーという猛々しいセダンであったわけで、無骨なイメージがあります。その中には都会派な側面は無く、時代に背を向けているかのような、良い意味で空気を読まない会社だと思っていました。

市場からはまったく見向きもされなかったディグニティ/プラウディアなど良い例で、なぜそんなクルマを作ったのか、なぜそんなデザインにしたのか、到底理解不能なものであっても、我が道を行くのが三菱自動車の良さでもあったのです。

そんな三菱自動車が、世の中の流行に迎合する動きを見せたのがデリカD:5です。

 

f:id:Masa_S:20181123125256j:plain

個人的な感想ですが、デリカD:5が一番進んではいけない方向に振った気がします。この手のコテコテ悪顔は、トヨタやホンダを中心に散々世の中にのさばっています。飽和状態と言っても良いかもしれません。少なくともわたしはうんざりしています。

それに引き換え、今回のビッグマイナーチェンジ前のデリカD:5は素晴らしかった。

f:id:Masa_S:20181123125850j:plain

全体の纏まり感、フロントやリアのスッキリ感は、やたらデカいグリルを装着して威圧的なデザインに振る他社とは一線を画し、SUV感覚の無骨なミニバンとして唯一無二であることを物語る、秀逸なデザインだと思っていました。

そうした独自路線が奏功し、2007年登場の現行型は、既に12年という長寿にも関わらず、月販1,000台をコンスタントに稼いできたのでした。過去の日本車サイクルで言えば、既に3世代経ていてもおかしくないほどのロングスパンでありながら、この台数を叩き出している理由は、オフロード的な性格と、他には無いデザインが最大の理由だったはずです。つまり、この三菱自動車の独自の世界観を支持するファンは一定いたということです。それが12年を経て初のビッグマイナーチェンジでどうなるか、注目を集めたわけですが、パワートレイン等の一部刷新よりも外観デザインの「悪化」を嘆く声が、ネット上にも多く見られています。

 

三菱自動車を支持し、デリカD:5の購入を検討するユーザー層にとっては、おそらくこの大衆受けを狙った迎合したデザインに拒否反応を示したものと思われます。

特にフロント周りは大きく変えてしまっており、小規模変更に留まったリアとのバランスを欠いている気がします。せっかく綺麗な顔立ちをした人が、おかしな化粧や変装ですっかり原形を留めなくなってしまったようで、とても残念です。

 

あとはデリカD:5購入層の皆さんがどう受け止めるか、ですが、少なくともわたしとしては、今まで好きだったデリカD:5が好きなクルマから外れたのでした。

どんな時代にも、ニッチな世界でも、ファンはいます。それを没個性化したデザインに三菱自動車が走ったことが残念でなりません。

以前のオフロード性をアピールしたスズキ・ジムニーが爆発的なヒットとなった現象を見ても、三菱のファン、デリカのファンが新型フェイスを見たとき、求めているのは「それじゃない」と言いそうな予感がしますが、結果は果たして・・・。