11月21日 水曜日 歌謡曲57
こんばんは。
早いもので11月も下旬に差し掛かり、街にはクリスマスムードも漂い始めています。今年は先週14日に、2018年の第69回紅白歌合戦出場歌手が発表されました。
結局は意味も無く大晦日に見ている紅白歌合戦ですが、正直なところ関心はありません。かつては、その年を代表するヒット曲を、豪華な歌手が一堂に会して披露する歌い納めの場であり、当選落選さえも話題となったものですが、今やその影もありません。
なぜ出場しているの?なぜその歌なの?なぜこんなに番組時間が長いの?「夢を歌おう」という漠然としたテーマは必要なの?など、多くの「?」でモヤモヤしながら、結局はリビングのテレビの前で見ている、というのが我が家で常態化しています。
それでも、せっかく出場歌手の皆さんが発表になったので、ココで見ておきます。
まず、若い世代を中心に多いであろう”売れて無いのに演歌歌手要らないでしょ”論には、わたしは反対で、一定数は演歌が必要だと考えます。やはり紅白は家族揃って見る番組であって欲しいと思うので、演歌ファンも多い、日本の人口で大きな規模を持つ高齢者層にも訴求する必要があるからです。そして冬に演歌を聞くと、沁みる部分もあるのです。若い方にも、大晦日ぐらい演歌を聞く時間があっても良いでしょう。
一方で、高齢者層に多いであろう”訳の分からん騒がしい曲ばかり”論にも反対で、今年売れた曲を選考すれば、自ずと若者向け歌手が増えることはやむを得ません。そして紅白歌合戦という番組を後世に残していくなら、現在の若者世代が好む歌も取り込まなければ、いつか番組が廃れてしまうのです。
その橋渡し的な中年世代に訴える歌手層も加え、大きく3等分するのが良いかな、と思います。こうして見ると、演歌歌謡曲歌手11組は少ない気がします。あと最低1.5倍出場しても良いと、個人的には思います。
もうこの人出なくてもいいんじゃない?と思う人は、紅組で3組、白組で2組いますが、角が立ちますので具体名は避けます。また息切れしながら踊るのかとか、コンサート会場から妙にくどい曲を歌うのかとか、なぜ今になって立て続けに紅白出場なのとか、心に浮かび来る疑問を、すべて呑み込んで、ここでは言わないでおきます。
毎年、目玉があるとか無いとか言われていますが、そもそも目玉を用意しなければいけない番組でも無く、単純に2018年の歌謡界で売れた曲を並べれば、1年を振り返る豪華な顔ぶれになるはずなのですが。このメンバーを見る限り、豪華さには欠けますね。
ちなみに余談ですが、わたしが知らない歌手が10組ほどいまして、この時点でオッサンになったなぁ~、と痛感する次第です。
個人的な希望を言えば、80年代コーナー、90年代コーナーのように、年代別に区切って活躍した歌手を出して欲しいです。もちろん70年代、00年代コーナーも然り。
そうすれば、今更感では無く、この時代はこうだったよね、と純粋な目で試聴できますから。そして歌う曲はヒット曲に限る。聞いたことが無い曲とか、NHKで使われたからとか、合唱コンクール課題曲だからとか、大人の事情は加味しない方がいいです。
見たことも無い歌手が、聞いたこと無い曲を歌っていたり、有名歌手が同じ曲を何度も歌っているのを聞くと、聞いている側がシラけます。
こうしてボヤいている時点で、紅白歌合戦を意識している自分に気づき、結局は紅白歌合戦を垂れ流して大晦日を過ごす惨敗感を今から予感しています。