MASA日記

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乗り物86 魅惑の絶版車vol3 ビート(ホンダ技研工業)

10月16日 火曜日 乗り物86

 

こんばんは。

今夜の通算86回目の「乗り物」は、およそ2か月ぶりとなる「魅惑の絶版車」シリーズ第3弾です。86回目に掛けてAE86も考えたのですが、チラシはあれどパンフレットを持っていなかったので、ホンダのビートを取り上げます。

 

■ 車種概要

1991年にホンダが発売した、軽オープンカーです。既に市場に送り出されていた国産最高峰のスポーツカーNSXと同じ、MRミッドシップエンジン・後輪駆動)という方式で、さらにミッドシップフルオープンモノコックボディは世界初の採用でした。

また、軽自動車としては初となる、四輪ディスクブレーキ、SRSエアバッグ、サイドインパクトビームを装備するなど、当時の安全装備を惜しみなく投入しています。

まだホワイトやパール系が主流だった当時、ビートの他、カプチーノ(スズキ)、AZ-1マツダ)という軽オープンが、街を鮮やかに彩っていたのが記憶に残っています。

 

■ わたしの想い

やはりバブルの匂いを感じるクルマという印象です。このクルマをファーストカーでは無く、セカンドカーとして所有するイメージでした。

クルマを単なる移動手段と考えれば、究極のムダなクルマですが、趣味と考えれば、最高に贅沢なクルマだと言えるのが軽オープンだと思います。

実はこのビート、NSXと同じルームミラーを装備するなど、小さいながら”本格派”アピールをこっそりしているあたり、ホンダの遊び心を感じますね。こういうことが許されているあたり、まだバブルの名残だと懐かしく感じるのです。

 

■ カタログ探訪

さて、このシリーズの特徴でもあるカタログを引っ張り出してきました。

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ビートと言えば、やはり黄色がイメージカラーでした。シンプルな表紙ですが、「Midship Amusement」としっかりアピールも忘れていません。そうなんです、NSXと違い、スポーツでは無く、アミューズメントだったんです。

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真上から見た写真が掲載されていますが、個人的には右下に小さなビートが写っているのが好きです。このオモチャ感が、軽オープンのかわいらしさだと思っています。

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なんだか視力検査のアレみたいですが、ボディカラーの紹介ページです。

カラフルなイメージのあるビートですが、実は黄色と赤の他は、ホワイトとシルバーという落ち着いた色を用意しているんですね。それでも黄色や赤のイメージが強いのは、明るい色がよく売れたからでしょう。景気が良いと、街中を走るクルマの色も鮮やかになるものです。カタログを見て、”へぇ、意外と地味な色も半分ラインナップしてたんだ”と思った次第です。

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確かな包まれ感と、風を感じながら走る歓びという、クルマとバイクの良いとこどりができますよ!と訴えています。言葉ではちょっと説明できなくて、乗っている人だけが味わえる快感だとも。このあたり、四輪だけでなく二輪も作るホンダらしい訴えかけだと思います。イメージ写真にある、撥水加工されたシート表皮の柄もいいですね。

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車重は760kgしかないんですね。現代のクルマと比べると、はるかに軽いです。当時の燃費計測の標準だった10モード走行では、リッター17.2km走るようです。意外と燃費が良いことに驚きました。もっとガソリンを無駄遣いしそうなイメージでした。

 

■ 総括

当時のホンダらしさを体現したクルマだと思います。

まだNSXインテグラシビックなど、走りを前面に押し出していた時代です。しかしそこに、バブル期に開発されているだけあって、準本格派ながら遊び心も忘れないクルマを、セカンドカーに持ってみませんか?という提案のようです。

レジェンドやインスパイア/ビガーやアコードを普段使いしながら、休日、一人の空間を楽しみたい、彼女とデートしたい、そんな人に向けた選択肢としてビートが存在したのでした。現在のホンダはS660というオープンカーをラインナップしていますが、ビートはそのご先祖様のような存在でもあります。

但し、現代ではクルマはせいぜい1台という中、軽自動車という枠でSUVやミニバンやスポーツを表現した結果としてのS660と、かつてのビートは、個人的には違うカテゴリーのクルマだという印象を抱いています。

2017年、所有者による署名で、発売から27年経ったビートの純正部品が再生産されることになりました。そんなコアなファンを持つビートは、これからも街中を彩ってくれることでしょう。以上、久々の「魅惑の絶版車」シリーズでした。