MASA日記

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保険+α 47 台風と火災保険2018

9月6日 木曜日 保険+α47

 

こんばんは。

今週、四国から近畿地方を襲った猛烈な台風21号の影響で、各地に甚大な被害が出ています。木曜日は「おとなの学習帳」がテーマで、軌道に乗せたいところですが、今週は不定期テーマの「保険+α」を投稿します。テーマは台風と火災保険です。

 

■ 火災保険

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火災保険と聞くと、多くの方が火事による被害を思い浮かべることでしょう。しかし、上表のとおり、火災のみならず多くの項目が火災保険の補償範囲となっています。

今回の台風の被害で言えば、上から4つ目の「風災・ひょう災・雪災」と言われる項目、これに加えて、上から5つ目の「水災」が問題となります。

たとえば、近隣の工場で飛ばされた屋根が、自宅に飛んできて家屋が壊れたとします。一見、上から6つ目の「外部からの物体飛来・衝突」に該当しそうですが、工場の屋根が剥がれて飛んだキッカケは台風ですので、あくまで「風災」に該当します。

以下、「風災」と「水災」に絞ってご説明します。

 

■ 事前確認

各項目の話に移る前に、証券を開けて、以下の項目をご確認ください。

①保険の目的

家屋が損害を受けた場合は、目的が建物でなければいけません。賃貸マンション等の入居者は、建物を目的とした保険には入っていないはずです。

②目的の所在地

目的が建物であることを確認したら、次はその所在地を確認してください。被害に遭った物件が、保険証券記載の物件の所在地一致しているかは大切なポイントです。

③保険期間

目的が建物で、証券記載上の所在地に合致したら、最後は保険期間を確認してください。保険期間とは、火災保険の保障が受けられる期間です。損害が発生した日時が、保険期間の範囲内でなければ、損害が発生しても補償は受けられません。

また、特段の定めが無ければ、補償期間は保険始期の16時~保険終期の16時ですから、たとえば9月4日が満期の火災保険に加入していて、損害の発生が9月4日16時30分であれば、残念ながら補償を受けることができません。

 

■ 風災のポイント

普通火災保険は風災が補償されません(上表のとおり)

・それ以外の保険は、台風による損害が補償されますが、免責金額に注意してください

・かつての火災保険では、風災・ひょう災・雪災の免責金額はフランチャイズでした

フランチャイズ式では、20万円免責が多いと思いますが、20万円に満たない損害は支払われません

 (損害とは、廃材費の処分費等を除いた修理費用のうち、適正な価格のものです)

 20万円を超えた場合は、すべて支払われます

・最近ではエクセス式免責が増えていますので、所定の免責金額を引いて支払われます

<具体例>

◆損害額(廃材処分費除く適正な材料・工賃費用)216,000円(税込)だとします。

フランチャイズ式20万円免責の場合、216,000円がそのまま認定されます

②エクセス式5万円免責の場合、166,000円(216,000円-50,000円)が認定されます

◆損害額(廃材処分費除く適正な材料・工賃費用)194,400円(税込)だとします。

フランチャイズ式20万円免責の場合、無責(0円)となります(20万円に満たないため)

②エクセス式5万円免責の場合、144,400円(194,400円-50,000円)が認定されます

・ここまでで風災が補償されると分かった場合、業者に見積を依頼しましょう

・顔馴染みの業者か、そうでない場合は複数業者に見積を依頼するのが理想です

 (飛び込みで修理を持ち掛けてくる業者は、なるべく避けた方が良いです)

 

■ 水災のポイント

・強風で窓が割れて屋内が濡れた場合は、風災です

・水災は、あくまで下から水が上がってくる場合を言います

・ちなみに土砂崩れ等の災害も、水災で認定されます

普通火災保険・住宅火災保険は水災が補償されません(上表のとおり)

・また、要注意なのはオールリスク型保険です。

 最近では保険料抑制のため水災不担保としている契約があります

 不担保であれば、水災は補償されません。新しい契約でも注意が必要です

・水災の場合、保険種類によって支払い方が異なります。保険会社に相談しましょう

・ここまでのチェックで、水災が補償されると分かった場合、写真を撮ってください

 水災の場合、水が引いても、水が上がった痕跡が残ります

・家財の保険に加入している場合は、処分前に家財の写真を撮っておいてください

 

■ 賠償責任

昨日のアクセス先を見たところ、過去記事の「台風と賠償責任」が急増していました。

台風と賠償責任 - MASA日記

念のためリンクを貼っておきますので、ご参考になさってください。

 

改めて、甚大な被害に遭われた地域の皆様にはお見舞い申し上げます。この地域は、地震、そして先般の台風に加え、今回の台風と、精神的にも滅入ることが多いと思います。心の疲れは体の疲れにも繋がりますから、健康には十分に注意してください。

一日も早く、元の生活に戻られますこと、心よりお祈りしております。

明日は「マニアな小ネタの世界」の日ですが、台風に続き北海道で大規模な地震が発生しましたため、明日も「保険+α」で、地震保険について書く予定です。