MASA日記

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乗り物79 魅惑の絶版車vol2 ラシーン(日産自動車)

8月21日 火曜日 乗り物79

 

こんばんは。

鉄道ネタで書きたいというものが見当たらないので、せっかくスタートを切った絶版車シリーズを定着させるべく、今週も「魅惑の絶版車」を続けます。

第2弾は日産自動車パイクカーラシーンです。

 

■ 車種概要

1994年、B13型サニーをベースに仕立てられた、コンパクトSUVです。

1994年と言えば、トヨタ自動車の初代RAV4が登場した年でもあり、街乗りでもオシャレなコンパクトSUVが台頭した時期ですが、日産自動車はそれ以前のパイクカーシリーズ(Be1、パオ、フィガロ)の流れを汲んだ、遊び心の入ったラシーンを生み出しました。フルオートフルタイム4WDシステムを採用し、きちんと4WDらしさもアピールしていますが、実際には不整地走行はあまり念頭に無かったようです。

ちなみに車名のラシーンは、羅針盤からの造語だそうです。

 

■ わたしの想い

最近、仕事で某社ディーラーさんにもお世話になることが多いのですが、担当者に話を聞くと、下取りとして出されるとき、日産のパイクカーシリーズとラシーンは、やはり値がつけやすい、逆に言えば、それだけ中古市場でも人気が高いそうです。

当時の日産は、基幹車種はしっかり開発しながらも、こうした遊び心を持ったクルマをキチンと開発し、市場に提供していました。

最近のトヨタ自動車が市場で幅を利かせている原因の一つは、ライバルであるべき日産自動車が、まともに日本市場に新車を提供していないからだと思っています。それは日産に限らず、すっかり存在感が失せた三菱自動車も然りです。

こうしたライバル各社が、独自のカラーを持った車種を提供していれば、トヨタ自動車ももっと危機感を持つでしょうし、良い意味でのトヨタらしさを持った落ち着きあるクルマたちに振れるのではないか、と。そうした古き良き時代の日産に思いを馳せる、一つの象徴ともいえるべきクルマが、ラシーンだと思います。

 

■ カタログ探訪

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まずは表紙です。シンプル・イズ・ベストと言いたげな表紙です。先週お届けしたチェイサーなど、高級車は高級感をひたすらアピールしていましたが、その真逆ですね。

そして、これは今でもそうですが、未来を予感させたいときに登場するイメージキャラクターは、この時代もドラえもんでした。でも、なんだかそのどこでもドアを開けて未来を覗いてみたい、そんなことを思わせてくれる気がしませんか?

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白のラシーンを真横から。サンルーフまでもどこでもドアに見えるあたり、解放感、今までのバブルの疲れから癒してくれそうな印象です。

上下分割で開放するバックドア(カタログ真ん中右上)も特徴で、ちょっとしたアウトドアにも活躍してくれそうです。

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装備類はコレという飛び道具は無いものの、SRSエアバッグシステムサイドドアビームといった安全装備が注目され始めた頃であることが分かります。

しかしまだ、SRSエアバッグも運転席のみで、助手席にも設定されていませんでした。

少しすると、トヨタも衝突安全ボディGOAをアピールしたりという時代に入ります。

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最後に諸元です。カタログにたわみ、歪みがあるので、見づらくてスミマセン。

知らなかったですが、TYPEⅠ~TYPEⅢで全長が違うんですね。今ならここまで作り分けるとコスト云々の話が出そうですが、なかなかやる気です。それでいて、室内長は一緒ですから、その長さの差は外観に割り当てられているのも、今のクルマと違います。

10・15モード燃費は15.2km/ℓですから、取り立てて良くも悪くも無いですね。

 

■ 総括

実はこの夏、数日の夏休みを取った際、日産レンタカーでジュークを借りました。

コンパクトSUVで1.5Lという点では、ラシーン子孫みたいな存在かもしれません。運転してみると、ジュークはとにかく四隅の感覚が掴みづらいクルマでした。結局慣れずじまいで返却しましたが、あれがラシーンならば、ほぼ四角ですから、きっと運転に余分な気を遣わずに済んだ気がします。

ラシーンが登場した当時は、バブルで疲れた日本人が解放されたかった時代、こうした気軽なSUVが人気を博したのも分かります。そして今、再びのSUVブーム到来です。

唯一無二な存在たるラシーンを追いやるような、遊び心を持ったコンパクトSUVが登場するのか、そんなことを思いながら、カタログを振り返りました。

頑張れ!日産!