MASA日記

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乗り物 第75回~相互乗り入れの弊害・人身事故~

7月3日 火曜日 乗り物第75回

 

こんばんは。

今夜の「乗り物」は鉄道、相互乗り入れの弊害についてです。

先日朝、仕事で東京メトロ副都心線を利用しようとした際のこと、直通先である東武東上線人身事故でダイヤが大幅に乱れていました。おかげで取引先との面談をキャンセルせざるを得ない状況となりました。

 

首都圏や京阪神を中心に、複数の路線や鉄道会社に跨る相互乗り入れが多く行われています。たとえば、東京メトロの全9路線のうち、実に7路線で相互乗り入れが実施されています(実施されていないのは、丸ノ内線、銀座線の2路線)。

 

相互乗り入れのメリットと言われてわたしが思いつくことと言えば

・乗り換えなしで遠くまで行ける

・(場合により)都内中心部を迂回して関東圏を南北に移動できる

・(電車好きにしか恩恵無いものの)様々な種類の電車を見ることができる

・利便性向上により、遠隔地の宅地が開発される

といったところでしょうか(もっと沢山あるかもしれませんが)。

 

わたしが今回”被害”を被った東京メトロ副都心線で言えば、西武池袋線東武東上線⇔ 東京メトロ副都心線 ⇔ 東急東横線 ⇔ 横浜高速鉄道みなとみらい線と、実に5社5路線に跨る直通運転が実施されており、埼玉県神奈川県副都心を経由して行き来できるメリットが大きな魅力となっています。

西武鉄道が積極PR中の秩父東武東上線が誇る屈指の観光地である小江戸・川越、神奈川県の大都市・横浜、神奈川県の人気観光地・中華街と、今までは点在だった観光地が見事に線で繋がったことは、大いに評価されるべきでしょう。

 

しかし、鉄道という目で見た場合のリスクが増えました。紛れもなく、どこかで発生した人身事故ダイヤ乱れが、繋がる先の他社に波及するリスクです。

ここで挙げている5社5路線の2018年上期の人身事故を見ると

横浜高速鉄道みなとみらい線 0件

東急東横線 0件

東京メトロ副都心線 0件

と、南に位置する3社3路線は人身事故が発生していません。優等生です。

一方で、都内から埼玉県に伸びる

西武池袋線 6件

東武東上線 16件

と、コチラは定期的に人身事故を起こしています。とりわけ、東武東上線は月2~3件ペースで人身事故を起こしており、他社路線に波及する元凶となっています。7月に入って7月2日にも人身事故を発生させていますので、このペースで行けば、今年は相当悪い結果となることが見込まれます。

西武池袋線は、多くが高架化されており、駅間での事故は無いものの、駅構内での人身事故が発生しているため、今後はホームドア等の対策が求められるでしょう。むしろ西武線が影響を与えるのは、混雑による遅延ですね。

 

こうして見ると、せっかくメリットが大きいはずの相互乗り入れでも、どこか1か所でトラブルが発生すれば、たちまち他社に飛び火します。

東武東上線内で人身事故が起きれば、森林公園・川越市・志木を始発とする相互乗り入れの列車が直通運転できず、すべて和光市折返しとなります。

和光市折返しとなれば、それで済むと思われるかもしれませんが、本来、和光市以北に流すはずの電車が和光市駅に溜まるため、キャパオーバーが発生します。和光市駅にはホームドアもありますが、駅ホームに人が溢れることで、電車の安全確認にも時間を要するといった影響もあります。

こうしてダイヤが乱れてしまえば、小竹向原駅での西武池袋線との組み入れ順序が乱れますし、各駅での乗降が通常以上に時間を要しますし、前後の運転間隔調整で度々の停車が発生します。つまり、こうして1つの事象が玉突きで他に波及するのです。

 

きちんと機能すれば、とても便利な相互乗り入れも、ひとたび問題が起きれば、埼玉県での出来事が神奈川県にまで及ぶわけで、大きなデメリットになるのです。

自殺で電車に飛び込む人が悪いのは言うまでもありませんが、相互乗り入れをする以上、各社は責任を持って、人身事故回避に向けた取り組みをお願いしたいものです。

なお、東武東上線の人身事故の多さについては、本ブログ「乗り物第28回」でも書いていますので、よろしければご覧ください。