MASA日記

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今日は何の日?~6月10日編~

6月10日 日曜日 今日は何の日?

 

おはようございます。

明日から台風接近という予報も出ています。この時期の台風ですし、おそらく上陸は無さそうですが、進路に当たる地域では大雨も予想されますので、安全第一を心掛けてくださいね。さて、今週の「今日は何の日?」です。ネタが多くて悩みます。そんな中で本日選んだネタはコチラ。

 

6月10日 = 時の記念日

 

まずは響きがカッコイイですよね。RPGや映画の世界に出てきそうな響きです。

制定年は古く1920年ですから、戦前です。東京天文台生活改善同盟会が制定しました。まずこの聞き慣れない、生活改善同盟会なる組織について書いておきます。

発足は1920年文部省(現 文部科学省)社会局に設置された組織で、国家的利益と産業効率を向上させるために、生活意識や生活全般の改善を目標とした組織です。その中には衣食住の各分科会が設けられ、たとえば住宅分科会は、椅子を使った生活や居間中心の間取りを提案するなど、欧米様式を和様式に取り入れる試みをしていました。

少し脱線しましたので話を戻しますが、この生活改善同盟会も加わった「時の記念日」制定です。その記念日の趣旨は、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」というものです。

 

逆に言えば、その頃の日本人はまだ、時間にルーズだった(少なくとも政府の目には映った)ということでしょう。幕末に長崎海軍伝習所教官だったオランダ海軍のヴィレム・カッテンディーケは、「日本人の悠長さといったら呆れるくらいだ」と記していることからも、幕末の日本人は時間を守らなかったようです。

それもそのはず、既に時計の概念を持っていた西洋に対し、日本は不定時法」を用い、昼間の時間と夜間の時間を各6等分していただけ、庶民が時間を知る術は、一刻(約2時間)おきに鳴る寺社の鐘しかありませんでした。

 

そんな日本に「定時法」が導入されたのは明治5年のことでした。

しかし、それまで約2時間を目安に生きてきた人が、分単位の生活に慣れるのは至難の業だったことでしょう。実際に、鉄道に乗り遅れるといった事象も多発していたようです。そうした中、柔軟な子どもたちから定時法の定着を図ったのでした。

いつの時代もそうですが、年を重ねるほど、新しいことに対する柔軟性を持ち合わせませんね。したがって、時の概念と、文部省とは明治時代から関りがあったわけです。

それでも庶民の間に、時間の概念浸透に相当な時間を要したのか、大正9年に「時の記念日」として、より合理的で生産効率の高い生活をしようと訴えかけたのでした。

 

ちなみに6月10日という日は、日本書紀に671年4月25日(新暦の6月10日)に漏刻(=水時計)を新しい台に置き、鐘や鼓で人々に時刻を知らせたことに因みます。

 

思い返せば、小学生時代に”5分前行動”を教わったことは、社会人となった今でも意識していますし、時間に僅かでも遅れれば謝罪しますよね。

鉄道も、到着が1分遅れただけでも「お詫び申し上げます」と言っています。逆に言えば、定時運行が鉄道会社にも乗客にも当然だと捉えられている証です。

 

時の記念日、かつての日本人がルーズだった証でもあるわけです。今日は日曜日です、「時の記念日」を思いながら、たまには時を忘れてのんびりしたいものですね。