MASA日記

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マニアな小ネタの世界 第56回~なぜ豚か?~

6月8日 金曜日 マニアな小ネタの世界第56回

 

こんばんは。

すっかり暖かくなり、日中は汗ばむ陽気になった今日この頃、先日も夜中に足が痒いので見てみると、足の親指の関節と、くるぶしという絶妙な場所を蚊に刺されていました。綺麗に水膨れのようになっていて、痒くて仕方無くて。

 

そういうときに思い出すのが、最近我が家では使わなくなった蚊取り線香です。子どもの頃は、夏になると窓を開けて寝ていましたから、必ず蚊が侵入してきます。それを退治すべく、複数個所に蚊取り線香を置いたり、ぶら下げていました。

 

そんな蚊取り線香といえば、イメージですが、必ずの陶器に入っている気がしませんか?安定感という意味では、四本足の動物はたくさんいるわけで、あえて豚にする必要はありません。可愛らしさという意味で、もちろん豚も愛くるしいですが、他にも可愛い動物はたくさんいます。それなのに豚なのは何故でしょう。これが今夜のネタです。

 

まず、この豚の置物には「蚊取豚」なる正式名称があるようです。蚊取豚があの形をしている理由として、大きく2つの説があるようです。

常滑土産説

愛知県常滑市養豚業者が、豚に止まる蚊に困り、土管蚊取り線香を入れて使用していたものの、土管のままでは口が広く、煙が拡散して効果が薄まるため、口を絞っていった結果、豚の形に似てきました。それならばいっそと、豚の形にして常滑焼のお土産にしたところ、ヒットして全国に拡散したという説です。

②徳利説

実は、かつては蚊を追い払うため、徳利を横にして、中にいぶした杉の葉などを入れていたそうです(ちなみに蚊取り線香の発明は明治時代)。

そして蚊取豚は、東京新宿区内の武家屋敷跡から江戸時代末期の蚊取豚が出土しているそうで、それくらい昔からあったということになります(もちろん、当時はいぶした杉の葉などを入れていたのでしょう)。

蚊取豚の後方が、スパッとした断面なのも、もとが徳利だったからという説です。

 

と、ここで2つの説をご紹介しましたが、書いていて気付くのは、登場したとされる時代が違えど、いずれも土管や徳利という円筒形をしていて、煙を拡散させないために口が縮んでいった、そして面白さを加えて豚型になった、という意味では大差無い気がします。円筒形が始まりなのは、きっと蚊取り線香やいぶした草を出し入れしやすいからでしょう。利便性から始まり、効果を求めて形を修正、そこにアクセントを加えた結果が豚だったというオチ、なんとなく理解できます。

 

そして豚と言えば思い出すのは、貯金箱もそうですね。

あれにも、豚は子だくさんだからお金が増えるという縁起を担いだだとか、豚は余すことなく肉を食べられることから無駄遣いしないという意味だとか、様々あるようですが、有力な一つが胴体の形が寸胴でたくさん貯まるから、というもの。

もちろん、諸説あるわけで、何が正しいかは分かりませんが、貯金箱の代表格としては郵便ポストなどもあり、やはり円筒形という形が適していたというのが個人的にはスッキリします。郵便ポストも円筒形ですからね。

 

蚊取豚も貯金箱も、利便性で円筒形を採用し、やがてアクセントとして豚の形になったとすれば、ある意味共通した進化を辿ったのかもしれません。

そんなことを考えている今も、親指の関節は痒くて仕方ありません。

 

以上、今夜の「マニアな小ネタの世界」でした。