MASA日記

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【特集】15000アクセス記念③ 歌謡曲 ~来生たかお~

5月22日 火曜日 【特集】15000アクセス記念③

 

こんばんは。

今夜の【特集】は、かつて定期テーマとしていた「歌謡曲を投稿します。前回は2017年11月6日の「歌謡曲 Final」でしたから、ほぼ半年ぶりです。

このブログが曜日テーマ性になって以降、2017年2月21日までは、火曜日テーマとして続けていました。「歌謡曲」だけに「かよう」が良いというくだらない理由で火曜日テーマにしたのですが、Finalまで通算41回の連載になりました。

本日現在までの総投稿数は631ですが、うち41回、つまり6.5%は「歌謡曲」を書いてきたわけで、よくこのテーマを続けたなという気がします。しかし、歌謡曲が好きという気持ちが自分の中にあったからこそ書いていたので、15000アクセスを振り返る中で、やはり「歌謡曲」を、火曜日に書きたいと思いました。

そして今回、来生たかおさんをテーマに書くのですが、なぜかと言えば、わたしが好きな作曲家であるから。どうにかして来生たかおさんを取り上げようと考えていたところ、この「歌謡曲」、通算で今回が第42回目なのですが、来生たかおさんは今年、デビュー42周年を迎えられます。その数字でこじつけてしまおうと考えました。

前置きはこれくらいに、本題に入りたいと思います。

 

■ 来生たかおさんの略歴

もとからあまりテレビ等でお見掛けしない方ですが、ネット上の動画で見ると、かなり年を取られたという印象があります。相変わらず、物静かな感じの方です。

1950年11月16日生まれ、現在67歳です。デビューアルバム「浅い夢」が1976年10月21日に発売されますが、力作にもかかわらず販売枚数わずか6000枚ほどと、期待外れな結果に終わりました。実姉の来生えつことのコンビネーションという作詞作曲チームは珍しいですが、多くのヒット曲を世に送り出しました。そこから5年程は低迷しますが、薬師丸ひろ子さんに提供した「セーラー服と機関銃」がヒットしたことで風向きが変わり、その後ヒットメーカーとしての道を歩むことになります。

以降400を超える楽曲を提供していますが、やはり1980年代こそ、来生たかおさんが最もマッチした時代だったと言えるのではないでしょうか。作曲売上としては、1982年の2位を最高に、1983年が7位、1986年が17位、1987年が20位と、上位に顔を出します。

現在に至るまで、変わらずご活躍されています。

 

■ 来生たかおさんの音楽スタイル

来生たかおさんという人物を評する際、ご自身はマンネリズムと表現されていますが、その作風はほぼ一貫していると思います。様々なヒット曲をフレーズで切って繋げたとしても、違和感なく曲が完成するのではないか、と思うほど、根底に流れている部分は共通していると感じるのです。

ただ、「マンネリズム」と聞けば自虐的に聞こえるかもしれませんが、ご本人は強い意思の下にあり、「今、同世代のアーティストが作っている曲は駄目」と言うほど、時流に流されること無く、マイペースな作曲活動を続けています。

自らが時流に合わせるのではなく、自分の求める音楽が時代に求められたなら嬉しい、とも見えるスタイルは、来生たかおさんの控えめな印象を見れば分かる気がします。

楽曲の多くはマイナー調で、どこか抒情的で、どこかアンニュイな部分もあります。

また、基本はご自身が歌手として歌いたい曲を作っており、結果的にそれを他人が歌ってヒットするというケースが多い点、他の多くの作曲家とは異なる特徴でしょう。

提供曲と思われている楽曲が、実は来生たかおさんのカバーをしてヒットしたパターンがいくつもあるのは、あまり知られていないかもしれません。

このように独特な音楽スタイルを持つ来生たかおさん、その中でわたしが好きな楽曲を、次にランキング形式でご紹介します。

 

■ わたしが好きな楽曲Best10

第10位 疑問符(河合奈保子

なにか寂しい物語を聞いて眠るときのような、どこか割り切れない気分がします。

それにしてもアイドル河合奈保子さん、歌上手ですね。昔のアイドルは、こんな難しい歌を、実年齢より背伸びして、事もなげに歌うのですから感心します。

 

第9位 スローモーション(中森明菜

一歩間違えれば気怠さ漂う曲になりかねません。しかし、「ふいに背筋を抜けて」からギアがアップし、サビに入って行く、オーソドックスな構成に安心感があります。

また、最後の「今あなたとともに」という終わり方、余韻があっていいですね。

 

第8位 気分は逆光線(来生たかお

 

来生たかおさんの作品の中で、珍しくポップな印象の曲です。

とにかくイントロが好きです、ザ・昭和、ザ・来生なんですが、イントロでもっと聞きたくなる気持ちにさせてくれる、そんな曲です。これからのシーズンに良いですね。

 

第7位 楽園のDoor(南野陽子

作詞が来生えつこさんでなくとも、曲は変わらず来生たかおさんらしい作品です。個人的にはサビ前の「そうね」「だけど」の3音の入り方が好きです。

 

第6位 レースのカーディガン(坂上香織
イントロからして、来生たかお作品だ!と思わせる、安定感です。
かつて「歌謡曲」でもこの曲を取り上げましたが、来生たかおさんの作品の中では、ややテンポが早めであり、汽車で旅立っていくという歌詞に符合しています。

第2のゴクミと言われた坂上香織さんが歌っている点も、初々しくて良かったです。

 

第5位 Goodbye Day(来生たかお

まったりした気怠さと、切なさが大人の夜を感じさせる曲です。

来生たかおさんは作品の中の感情表現など、機微な部分を表すべくご自身でも歌唱されるのですが、この曲は他の誰より、来生たかおさんが似合う曲だと思います。他の人が歌っても、この世界観の表現は難しいでしょう。

 

第4位 セカンド・ラブ(中森明菜

この曲は本来、大橋純子さん向け来生たかおさんが作っていた曲だそうで、それが中森明菜さんのディレクターの目に留まった結果、中森明菜さんの曲になりました。

アイドルが歌うには難しかっただろう、と来生たかおさんは語っていますが、出だしからして難しいですよね。下手な人が歌うと、ブチブチに切れてしまいます。

 

第3位 はぐれそうな天使(岡村孝子

来生たかおさんの作品の中では、比較的明るめなトーンの曲です。

岡村孝子さんは、決して上手な歌手だとは思いません(歌手としては大好きです)が、音を真っすぐ出すところがこの曲には良かったのかもしれません。

岡村孝子さんは基本的にシンガーソングライターですが、彼女の作品の中で唯一、他人の手による作詞作曲であり、それだけ出来が良い曲と言えるでしょう。

 

第2位 セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子)/夢の途中(来生たかお

基本は同じ曲を二人の歌手が歌っていますが、1番の歌詞に違いがあり、曲のタイトルも異なるという珍しいパターンです。

これは撮影現場にいた薬師丸ひろ子さんとFAXでやり取りしていた中、直前まで歌詞の手直しをしていたところ、うまく伝達できないままレコーディングが進んだためだそうで、偶然の産物です。しかし、いずれもヒットしました。

この曲は最初から最後まで、すべてカッコいいと思います。是非、生歌聞きたいです。

 

第1位 シルエット・ロマンス大橋純子

いいですね。大橋純子さんの歌唱力がフルで発揮される楽曲だと思います。セピア色の景色を携えて、曲は淡々と進むのですが、2番の「シルエット」を半音上げて重ねることで、まるでが最高潮を迎えるかのような盛り上がりを見せます。

かなり難しい曲ながら、カラオケで歌うことができれば、カッコいい曲です。

 

 

ノスタルジー、セピア色、アンニュイなど、彼から連想する言葉はたくさんありますが、経済成長を続けた日本の中で、どこか人々が感じていた寂寥感みたいなものを上手に捉えていた、そんな作曲家だと言えるでしょう。

わたしは来生たかおさんの作品、大好きです。