MASA日記

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数字でアカデミー 第1回~3.3~

5月10日 木曜日 数字でアカデミー第1回

 

こんばんは。

今朝は寒かったですね~5月とは思えない寒さ、思わず春物コートを探しました。そして午前中は雷雨まで。季節がおかしい、そう感じる1日でした。

 

さて、昨日から告知しておりましたとおり、従来の「保険+α」に変えて、今夜から「数字でアカデミー」を書いていきます。アカデミーなんて大袈裟ですが、ちょっとした雑学めいたこと、書ければいいなと思っています。長く続いた「保険+α」に負けない長寿テーマにしていけるよう頑張ります。

初回の今夜の数字は「3.3」です。

 

この数字で何を書きたいか。今夜のテーマは「毒蛇」です。以前も書いたかもしれませんが、わたしは四国の田舎で育ったおかげで、夏には大嫌いなムカデも多数登場しますし、同じく蛇に出くわすことも多くありました。アオダイショウが多く、子どもの頃は触ったりしていたこともありますが、マムシを見たときは猛ダッシュで逃げたことを覚えています。しかし、ヘビはそれくらい身近な場所にいました。

 

その頃、父親に言われたのは、「頭が三角形のヘビは毒蛇だから逃げなさい」ということ。沖縄に棲むハブも、本州に棲むマムシも、日本の有名な毒蛇は皆、頭が三角形ですよね。子どもでも識別できることもあり、最初にマムシを見たときは一目散に逃げて事なきを得ました。しかし、実はもう1種類、毒蛇がいることをご存知ですか?

 

それがヤマカガシというヘビです。コイツは主にカエルを食べるのですが、水田、畑、河川林など、人間が生活している場所に近いところで見掛ける身近なヘビなのです。

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ネットにあった画像を拾ってきましたが、見えづらいかもしれませんが、頭は細長いので、マムシやハブのような三角形の見分けができません。

しかも厄介なことに、画像のような体色が基本ですが、地域差や個体差があるようで、真っ黒だったり斑紋が無かったりと、一目でヤマカガシと見分けられない可能性があるのです。それでいて身近にいるのですから、危険極まりないですね。

 

実際、過去には無毒なヘビと考えられていたそうですが、たしか中学生の死亡例が出て、初めて毒蛇と認識されたのでした。記憶に新しいところでは、2017年7月、兵庫県伊丹市で小学5年生の男子児童が噛まれ、一時、意識不明となった事案もありました。

 

無毒と思われていたのは、死亡例が少なかったからです。このヘビは毒牙が口腔の後方にあり、マムシやハブのように深く毒牙を刺せないため、致死に至る例に遭遇しなかった、というのが正確なところのようです。

しかし、油断できないのは、その毒性の強さです。

 

毒の強さを示す基準として、半数致死量(LD50)が用いられます。実験動物に毒物を投与したときに、その半数が死亡する毒量をいいます。体重1kgあたりの毒の用量(mg)で表示し、単位は「mg/kg」で表示しますが、それによれば

・第1位:ヤマカガシ LD50=5.3 (mg/kg)
・第2位:マムシ LD50=16 (mg/kg)
・第3位:ハブ LD50=54 (mg/kg)

なんと、ヤマカガシは堂々の1位であり、たった5.3mg/kgで実験の半数の個体を死亡させられる毒の強さなのです。マムシのおよそ「3.3」倍。そう、これが今夜のキーワードとなった数字です。

 

ヤマカガシの場合、マムシなどと違い、直ちに痛みが出たり、腫れが起こりません。しかし、体内では小さな血液凝固を起こさせ、やがて全身に皮下出血、歯茎出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、最悪の場合は死亡に至るのです。

また、治療に役立つ血清が限られた場所にしか無いとのこと。処置が遅れてしまうと・・・考えるだけでも怖いですね。こんなヘビに咬まれたら、とにかく病院に行くことを心掛けましょう。毒が回ってからでは遅いです。

 

ちなみに、ヤマカガシ。実はの部分に頚腺と呼ばれる別種の毒腺を持っています。毒牙から注入するものとは別物です。これは主食にするヒキガエルの毒(ブフォトキシン)を溜め込んで使っているのだとか。ただでさえ危険な毒蛇なのに、第二の武器を備えているとは、危険極まりないですね。

 

いずれにせよ、日本にいる三大毒蛇の中で、実は一番毒性が強いヘビ、ヤマカガシについて、もっと認識しておく必要があると思います。

 

第1回の「数字でアカデミー」は、ヤマカガシについて取り上げました。