MASA日記

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保険+α 第44回~外資系生保の報酬体系に異変か?~

4月12日 木曜日 保険+α 第44回

 

こんばんは。

2017年9月27日付「保険 第25回~ある事件に想う~」では、ソニー生命の募集人による詐欺事件について触れました。あれからおよそ半年が経過した中、金融庁が同社に立ち入り検査に入っていることが分かりました(2018年4月6日 産経新聞ほか)。

 

この問題の背景に、ソニー生命をはじめ、外資系生命保険会社(一部 損保系生命保険会社も同様)が持つ完全成果主義の弊害があると見ているためです。

わたしがいつも、保険記事を書くにあたり情報を得ている知人も、そうした働き方をしているのですが、彼によると

・報酬は完全成果主義である

・1つの契約の保険料から得られる手数料は、5年間あるが、2年目以降は減る

・その積み重ねが毎月の報酬の基本である

・但し、早期の解約等がある場合はペナルティがあり、契約全体の継続率も加味される

・ボーナスは別途ある

・ボーナスは、前年度の募集人全体の平均値に対する当人の達成度に応じて率が変わる

・極めて優秀な成績を収めると、年に1度の海外旅行と表彰式がある

と、ざっくり教えてくれました。一目見ただけでも、一般的なサラリーマンとは違う働き方であり、本当の実力主義であり、個人事業主の集合体であることが分かります。

 

今回の当事者が、何を動機に詐欺に走ったかは分かりませんが、この制度の中では、年間数千万円という報酬を手にする方もいれば、成績及ばずに退職をする方も少なくないそうです。制度を見れば、そうなるのは分かります。

契約を取れない以上、報酬が無いに等しいわけですから、肩たたきなどせずとも、自ずと辞めていくことになるのでしょう。

記事によれば、金融庁は「契約の取れない月に現金をだまし取って補填(ほてん)していた可能性もある」と見ているそうですが、知人に聞いたところ、それだけの金額を騙し取るだけの実力がある募集人だったならば、保険料の積み重ねも相当あるはずで、仮に契約が取れない月があったとしても、たちまち生活に困るはずは無く、むしろボーナスに対する達成度を高めたい、あるいは海外の表彰式にランクインしたいという考えからではないか、と予想していました。

 

前出の知人曰く、上下関係もパワハラの心配も無い自由度の高い働き方なのだそうで、働き方に多様性を持たせようとしている国の方針の先端を走っている自負もあると言っていました。営業の仕事は、成果に応じて評価が決まりますが、売れる営業マンが売れない営業マンの尻拭いをしているのも多くの企業で見られ、売れる営業マンにとってのストレスでもあるわけです。そうした中、こうした外資系生命保険会社のシステムは、ある意味で理に適っており、この報酬制度自体を廃止しろという話になれば、サラリーマン化していくことにもなると思います。

どのような制度であれ、悪用しようとする輩は後を絶ちません。

制度自体に不備が無かったか、運用に問題が無かったかの検証は必要でしょうが、それ以前に、行為を行った当人自体の問題が強いのではないか、とわたしは思うのです。

 

かつて某外資系生命保険会社にスカウトを受けた身として、今後の成り行きが気になります。以上、今週の「保険+α」でした。