MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

マニアな小ネタの世界 第48回~小倉百人一首~

4月6日 金曜日 マニアな小ネタの世界第48回

 

こんばんは。

今宵は少し風流に、藤原定家の選による小倉百人一首を取り上げてみたいと思ひます。協議かるたを題材とした「ちはやふる」が人気を博すなど、時折ブームを見せるかるたですが、わたしは小さい頃、家族で百人一首をして遊んでおり、今でも上の句を聞けば下の句が浮かぶ程度ではあります。

 

そんな小倉百人一首をネタに取り上げたのには訳があります。定期的に駅に並ぶガチャ機の数々を見ていて、あるガチャに目が留まったのです。

f:id:Masa_S:20180331173728j:plain

百人一首ぽおち」なるガチャ。「小銭入れ 化粧ぽおちに ぱすけーす 何を入れるもあなたにお任せ」と一句詠まれています。万能な上に、外観はまるで小倉百人一首の札であり、こんな素晴らしいガチャが200円(税込)とは、さぞ大人気だろうと離れた場所で10分ほど眺めていましたが、誰一人このガチャを回そうとしません。

かく言うわたしも、結局は回しませんでした。意中のぽおちが当たれば嬉しいですが、わたしにとってのハズレ4種は、あまり興味がありません

f:id:Masa_S:20180331174218j:plain

拡大してお見せすると、以下の5種類があります。

一 天智天皇

二 小野小町

三 蝉丸

四 在原業平朝臣

五 紫式部

どう見ても、アタリは「三 蝉丸」です。コイツは昔の百人一首で遊ぶ際も、際立って好きだったキャラでした。坊主めくりをしても、トランプで言うジョーカー扱いをされますが、逆に言えば、ジョーカーは誰もが認める存在であり、中途半端な4だの5だのより、余程威力を持つカードとも言えるのです。意中のぽおち「蝉丸」が欲しいのです。

 

f:id:Masa_S:20180331174801j:plainf:id:Masa_S:20180331174841j:plain

見てください。どの小倉百人一首を見ても、みすぼらしさ、うなだれ具合、何とも言えない表情など、蝉丸の描かれ方は群を抜いています。

f:id:Masa_S:20180331175306j:plain

わたしが二番目に好きだった恵慶法師でさえ、蝉丸の足元にも及ばないまともさです。つまり、蝉丸は他の99人の詠み人を寄せ付けないキャラであり、他の99人は忘れても蝉丸は忘れないほどのインパクトなのです。

 

さて、この蝉丸、いったい何者か気になって調べました。ネット上でも人気が高いようで、蝉丸に関する記述はそこかしこで拾えます。

それによると、皇室の出であるという超高貴な身分説から、物乞いであったという説、盲人であったとする説や、琵琶の腕前が素晴らしかったとする説など、まったくもって謎に包まれた人物であることが分かります。

「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも逢坂の関」なる句は、結果論かもしれませんが、百首中唯一、濁音が無い句だということも分かりました。

幼心にそうしたことは気づくはずも無く、改めて蝉丸の素晴らしさを実感しました。

 

百人一首は、日本古来の五七調を耳で覚え、古語にも自然に親しめる遊びです。子どもには難しいと言わず、まずは遊んでみると良いのです。

その手始めは、坊主めくりで良いでしょう。子どもはインパクトあるキャラに関心を示すはずで、蝉丸はその筆頭格となるでしょう。40過ぎてなお、とある場所で蝉丸ぽおちに魅せられるとは思いませんでした。蝉丸ぽおち、欲しいです。この週末、花粉症で外に出たくない方は、ご家族で百人一首、いかがでしょうか。