MASA日記

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乗り物 第61回~つくばエクスプレス~

3月20日 火曜日 乗り物第61回

 

こんばんは。

3月17日土曜日、多くの鉄道会社で春のダイヤ改正が行われました。首都圏の話題は、東京西部に集中しています。悲願の複々線化の小田急 vs 着座制ライナーの京王電鉄、着座制ライナーの西武鉄道 vs JR東日本など、話題性があるからです。

しかし今夜は、静かな環境下の東京東部、地道に足元を固めている「首都圏新都市交通つくばエクスプレス(以下「つくばエクスプレスを取り上げます。

 

■ つくばエクスプレスの概要

東京都千代田区秋葉原と、茨城県つくば市を結ぶ、全長58.3kmの路線です。かつては「常磐新線」と呼ばれ、常磐線の混雑緩和と、茨城県南西部からの都内アクセス向上を目的に建設が検討されてきましたが、複数案の中から現在のルートに決まりました。

2005年8月に開業しましたが、初年度から予想以上の乗客数を確保し、2009年度には当初計画である「開業20年後に単年度黒字」を達成するなど、予想を大幅に上回るスピードで利用者数と売上を伸ばしています。

 

■ 駅別乗車人員数

詳細はリンク先(↓)をご確認ください。

乗車人員 | 企業情報 | つくばエクスプレス

駅別に見ると、起点である秋葉原駅が最多、これに北千住、流山おおたかの森南流山、守谷と続きます。いずれも他社線との接続がある駅ですが、千葉県・茨城県の各駅はつくばエクスプレスができるまでは目立たなかった地域だけに、つくばエクスプレスの開業効果は大きかったというのが実態だと思います。

千葉県流山市の人口は181,737人(2017年4月1日時点)であり、つくばエクスプレス開業の2005年が152,641人ですから、約1.2倍の人口となりました。市外からの転入者も相次ぎ、人口増加率では千葉県内第1位となるなど、その効果は如実に表れています。

同様に、茨城県守谷市は、2005年に53,334人だった人口が、66,877人(2017年12月1日現在)と、約1.25倍に増加しています。

つまり、それまでは他社線を経由して常磐線各駅に接続してから都内に向かっていた流れが、直線で都内にアクセスできるようになったことで、脚光を浴びたわけです。

また、かつてはイメージ向上に苦戦していた北千住周辺も、大学の都心回帰に伴う環境変化が生じ、つくばエクスプレス開通もあって、再び注目されるエリアとなりました。

こうして、都内北東部~千葉県北部~茨城県南西部の動線を整理したつくばエクスプレスの意義は大きく、右肩上がりに乗車人員が増えている現状も頷けます。

 

■ 春のダイヤ改正

つくばエクスプレスの一つの強みは、最高速度130km運転という速達性にありました。秋葉原~つくばを最速45分で結ぶとあり、常磐線特別快速や常磐線普通列車と比べても(行先が違うので単純比較はできませんが)優位性を感じます。

そんなつくばエクスプレスは、この春のダイヤ改正で、目立たないながらも着実に改善を施しています。今まで八潮駅流山おおたかの森駅のみであった退避可能設備を守谷駅にも作ったことで、守谷駅でも快速列車と普通列車が接続できるようになりました。

つまり、つくばエクスプレスの特徴である速達性を、さらに多くの利用客が享受できる環境が整ったということです。

守谷駅の設備改善効果は大きく、通勤ラッシュの時間帯を中心に列車の増発も行われるようで、混雑緩和となれば、さらに沿線への人の流入が加速するかもしれません。

 

この春のダイヤ改正では、JR東日本常磐線へのテコ入れを行っていないため、競争激化とはなりませんでしたが、開業から12年を経て、着実に進化しているつくばエクスプレス、今後もさらに発展することでしょう。