MASA日記

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保険+α 第37回~後絶たない保険金詐欺~

2月22日 木曜日 保険+α 第37回

 

こんばんは。

以前も取り上げましたが、保険金詐欺が無くなりませんね。

 

■「家族ぐるみで事故偽装6千万円詐取、14人逮捕 『小遣い稼がせてやろうと…』」

2018年1月29日の産経新聞記事からです。建設業の男(66歳)ら家族8人と、その知人含む計14人が、交通事故を偽装して合計6千万円ほどを騙し取ったとして、大阪府警交通捜査課によって逮捕されました。「家族に小遣い稼がせてやろうと思った」と供述し、容疑を認めているそうです。

■「容疑で5人逮捕 交通事故偽装し保険金」

2018年2月16日の毎日新聞記事からです。建築塗装業の男(24歳)ら5人は、国道で車を停車させ、追い越してきた乗用車に車を衝突させるよう故意に仕組んだ等して、保険金約1,140万円を騙し取った疑いで、岐阜県警に逮捕されました。

■「『店が経営難』火災保険金狙いで自分の理髪店に放火」

再び産経新聞で、2018年1月29日記事からです。神戸市北区で昨年11月に発生した、理髪店および隣接するマッサージ店が焼損した火災が、理髪店経営者による放火だったことが判明し、男(37歳)が逮捕されました。男は「店が経営難で火災保険金を狙って放火した」と容疑を認めているそうです。

 

ネット検索しても、直近数か月でこれだけ保険金詐欺事件が出てきます。

わたしもそうですが、多くの方は「万が一に備えて」保険料を支払い、互助の精神で「万が一」からわが身を守るのが保険制度です。

その大切な保険料を、こうした悪意ある一部の人間により奪い取られることに、社会はもっと憤りを持つべきだと個人的には思っています。

 

以下、損害保険会社に勤める知人に聞きました。

当然ながら損害保険会社も黙って看過しているわけではありません。まず、こうした偽装事故のニオイがする請求に対しては、徹底して調査を行うそうです。

保険金を請求する意思を示す「保険金請求書」には、個人情報の同意文言が盛り込まれていますね。そこには、当該保険会社に加え、協会各社や調査会社、医療機関、警察等とも情報を共有する旨が入れられているそうです。したがって、ニオイがする案件は、横連携で他の保険会社にも現在進行形や過去の請求が無いか確認が入るとともに、怪しいと判断されれば警察や調査機関等にも情報提供がなされます。

どのようにしてニオイを嗅ぎ分けるかは教えてもらえませんでしたが、金に困ってやるわけですから、だいたい察しはつきますね。

 

それでも保険法改正により、請求受領から支払までの期限が切られていて、保険会社も困るのではないかと思うのですが、そこにも対策は講じられているそうです。

調査を行う事案、医療機関や警察に照会を行う事案については、その猶予期間が長めに設定されており、適正な調査と支払が行われるよう担保されているのだそうです。

 

また、自放火事案などは、科学的検証によって出火場所や風向きなども調べられ、本人の当日の行動についての供述、燃焼実験、負債や預貯金なども提出を求めるそうですから、さながら刑事ドラマのような世界ですね。

 

しかし、損害保険会社も、それくらい徹底して戦っているのは頼もしいです。なにせ、圧倒的大多数を占める善良なる契約者のお金を騙し取る輩には、一円たりとも渡したくないというのは当然だと思います。

 

かくして調査結果でクロとなれば、裁判に移行するか、上記3件のように警察のお世話になるか、というステップが待ち構えています。

たとえば現住建造物放火の罪は非常に重いですよね。こうして逮捕されてしまえば、逮捕歴アリで、仮に刑を全うしても生損保各社の引受は困難でしょう。

ただでさえ保険会社が統合で少なくなる中、更生を終えてまともに生きようとしても、保険会社や金融各社からは見放されるわけですから、いばらの道が待ち構えます。しかしそれも自分で蒔いた種、すべて自己責任で生きて行くしか無いのです。

友人の話を聞くにつけ、保険金詐欺は分かりやすいですし、馬鹿らしい行為だな、と感じます。「小遣いを稼がせてやろうと思った」などと供述しているのを聞くと、本当に呆れてモノも言えませんね。