MASA日記

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時事の戯言 第8回~紅白歌合戦の意味~

1月15日 月曜日 時事の戯言第8回

 

こんばんは。

このブログで「歌謡曲」を曜日テーマにしていたこともあるので、わたしが「歌謡曲」とりわけ80年代の曲が好きだということを、知ってくださっている方もいると思います。今日は、そんなわたしが「紅白歌合戦」に想うことを、書いてみます。

 

■ 2017年紅白歌合戦の視聴率

昨年は安室奈美恵さんと桑田佳祐さんのW出演が実り、前評判では「50%は固い」「これだけ良いと来年(2018年)が苦労する」とまでNHKでは言われていたそうですが、蓋を開ければ39.4%、2部制移行後歴代ワースト3位という惨敗に終わりました。

今のご時世、ほぼ40%という視聴率は十分に高いと思いますが、「紅白歌合戦」という国民的音楽番組の視聴率としては物足りない、ということなのでしょう。

特に、今年9月で引退を表明している安室奈美恵さんは、テレビ出演も7年ぶりとあって、多くの期待が寄せられる中での歌唱であり、NHKとしては意気込みも高かったはずです。それでも予想以上に数字が伸びなかったのは何故か、ネット上でも様々な方の意見を目にし、その一部でも書かれていますが、わたしも「紅白歌合戦」がつまらない、もっと言えば、見続けるのが苦痛だ、と感じました。

 

■ 裏番組の健闘

一方で、日本テレビガキの使いスペシャル 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」(以下「ガキ使」)が17.3%と例年どおり民放トップを維持すれば、テレビ東京年忘れにっぽんの歌」が8.4%と数字を伸ばしたことも報じられています。

わたしは、いずれの結果に納得がいきます。

地上波以外に選択肢が増えたことを指摘する向きもありますが、地上波に限っても「紅白歌合戦」の数字が衰退している理由は、この2番組に顕著に表れていると思います。

 

■ 「紅白歌合戦」の意味

その理由の前に、今一度、かつての「紅白歌合戦」はどのような番組であったか、振り返っておきたいと思います。

・出演者は、その年の音楽シーンで活躍した、その年を代表する歌手

・歌唱曲は、その年の音楽シーンで支持された、その年を代表する曲

・したがって、世代を超え、ジャンルも超え、その年に流行った歌手・曲が出場する

・出場者は一堂に会し、紅組・白組で応援しながら盛り上げる

・番組進行は、歌手紹介、曲紹介を行い、歌唱する、というスタイル

家族全員が年末に茶の間に揃い、各世代の音楽を聴きながら年越しを迎えるに適した、まさに国民的な、豪華な音楽番組だったと記憶しています。

 

■ 最近の「紅白歌合戦

まず、今述べたような、かつての「紅白歌合戦」像は、ほぼ消え失せたと感じます。

歌手選考・曲選考に疑問符がつくものが多く、中継先からの歌唱も多いです。歌唱を盛り上げる応援団の数も多く、素人がステージに上がる曲が多いうえ、随所にお笑い芸人による意味不明なコーナーが散りばめられ、正直、歌に集中できません。

少なくとも、”今年の音楽はこうだった”と回想して楽しめるものではありません。

お笑いの要素ならば、日テレ系「ガキ使」をはじめとした民放各局のお笑いを見た方がはるかに面白いですし、歌を聴きたいのであれば、テレ東の「年忘れにっぽんの歌の方が、(時代は遡っても)はるかに豪華で(特に高齢者に)有名な曲揃いです。

つまり、裏番組が健闘するのは当然で、どっちつかずな紅白は中途半端な存在に見えて仕方ありません。少なくとも、わたしは「紅白歌合戦」の名のとおり、音楽番組として見ているので、余計な要素が多過ぎて、歌にまったく集中できないという感想でした。

 

■ 放送時間が長すぎる

加えて、19時15分~23時45分(途中、ニュースによる中断あり)という放送時間は、長すぎると思います。わたしが幼い頃は、日本レコード大賞に出演した歌手が、その終了後、NHKに移動して紅白に出るというのが大晦日の風物詩であり、「紅白歌合戦」の放送時間は21時からでした。出場歌手も今ほど多くありません。

紅白歌合戦」が放送時間を大幅に伸ばし、日本レコード大賞が30日に引っ越した中、かつての倍という放送時間を手に入れた「紅白歌合戦」。しかし、特に最近は、それを埋めて余りあるほどのヒット曲が生まれていないので、尺を埋めるために、無理やりな選出と、不要なお笑い要素で繋いでいる感じを受けてしまうのです。

 

■ 時事の戯言

正直なことを言えば、40過ぎのわたしは”知らない”歌手(WANIMA、SHISHAMO、Littele Glee Monster、丘みどり 等)、”なぜ今年出るの?”という歌手(エレファントカシマシ郷ひろみ高橋真梨子 等)、”なぜその選曲?”という歌手(島津亜矢、福田こうへい、市川綾乃、石川さゆり 等)、”中継してまで出る必要ある?”という歌手(福山雅治)(いずれも敬称略)など、見ていて、かつてのものと遠くかけ離れた「紅白歌合戦」に、寂しささえ感じました。特別枠というものの存在は認めるにしても、もっと出演者は削れるはずですし、荻野目洋子さんのように、一躍脚光を浴びた方を選出すべきでしょう。亡くなった平尾昌晃さんを偲ぶなら、サッカー解説で一部で盛り上がった小柳ルミ子さん選出という手もあったはずです。

2017年で言えば、三山ひろし「男の流儀」、山内恵介「愛が信じられないなら」、水森かおり「早鞆の瀬戸」、乃木坂46インフルエンサー」、竹原ピストル「よ~、そこの若いの」、三浦大知「紅白スペシャル」、星野源「Family Song」、平井堅「ノンフィクション」、松たか子「明日はどこから」くらいが納得できたところでしょうか。

いずれにせよ、色々な意味で「らしさ」を無くした「紅白歌合戦」は、その立ち位置をしっかり示さなければ、復権は難しいでしょうね。わたしは歌を聴きたいので、今年の年末は「年忘れにっぽんの歌」を見ようかと思っています。

もちろん、わたしの独断で書いているので、爺の戯言と読み流してください。