MASA日記

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保険+α 第33回~未然に防ぐ~

12月28日 木曜日 保険+α 第33回

 

こんばんは。

木曜日テーマ「保険+α」としては年内最後の更新となりました。いつもお読みいただく皆さん、今年も一年間ありがとうございました。

 

今回は「未然に防ぐ」という観点で保険を見てみます。

原点に立ち返れば、保険や共済という制度は、個人では賄いきれないリスクに対し、万人がお金を拠出し蓄積することで互助を図る制度です。

そして、そこには「公平性の原則」が根底にあります。同じ年齢の人でも、現在療養中の人と、健康な人が、同じ保険料負担では不公平ですよね。したがって、あくまで個人が持つリスクに応じた適切な負担がなされるべきだという前提があります。

 

その差別化をいかに図るか、というと、保険料の増額や減額です。

たとえば生命保険の場合、何かリスクがあると判断されると、引受延期(実質上の拒否)を筆頭に、保障額の削減や、保険料の割増といった方法で、標準体の人と区分されます。他にも、非喫煙者に対して割引料率を適用する発想もあります。

一方、損害保険はどうでしょう。典型的なのは自動車保険ですね。更新の案内を見ると、無事故割引やゴールド免許割引といったリスクに応じた割引に加え、最近では衝突回避装置割引など、事故を未然に防ぐ場合の割引適用も進んでいます。車両保険の盗難防止装置装着車の割引発想も同じです。火災保険でも耐火や免振構造の家屋について、割引が適用されるのも、被害拡大を未然に防ぐことへの割引発想に近いですね。

 

こうして、万一が起きた場合に備えるという発想から、保険料割引という形で事故を未然に防ぐ方向に誘導する発想に、保険自体も変質してきている気がします。

こうした状況を見ると、保険という商品は、ある意味で社会構造の変化を起こす一つの力を持っていると感じますし、事故や事件を防ぐ推進役にもなるのだと感じます。

そして、割り引くことについては、「公平性の原則」を逸脱していないわけですから、問題もありません。今後は「万一が起きた」場合に備えながら、「万一をなるべく起こさない」方向に推移するのだろうな、と個人的には予想しています。

 

2018年、保険という商品がどのように変化するのか、引き続き注目しています。