MASA日記

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乗り物 第48回~JR北海道「北斗」ついに~

12月19日 火曜日 乗り物第48回

 

こんばんは。

今夜の「乗り物」は、「乗り物」第1回以来の「北斗」ネタです。

 

■ 来春のダイヤ改正発表

JR北海道は12月15日(金)、2018年3月17日(土)ダイヤ改正を発表しました。その中で最大のトピックは、やはりキハ183系車両廃止に伴う「北斗」廃止でしょう。

以前も何度かJR北海道の経営危機に触れる中で、もはや新型車両開発の余力さえ無いことは書いたと思いますが、一方で旧国鉄時代から使用するキハ183系は30年以上経過する中で、老朽化問題も避けて通れない状況でした。

5月にはキハ183系を使う「旭山動物園号」が老朽化、後継車両を準備できないことから、本年度で廃止されることが判明したこともあり、同じくキハ183系が定期運用に入る「北斗」の動向も注目されていました。

そして迎えた来春のダイヤ改正では、キハ183系車両の廃車、261系車両の新造置き換え、これに伴う「北斗」廃止と「スーパー北斗」への統一が発表されました。

 

■ JR北海道苦渋の決断

たとえばJR東日本ならば、老朽化する車両を見越して新型車両を開発し、数年かけてテストを経た後、一気に新型車両で置換することが多いですね。その際、比較的年数の浅い車両は他路線への改造転用、老朽化した車両は廃車となります。

しかし予備車両もほとんど無いJR北海道では、「北斗」183系代替に適した余剰車両はありませんでした。かと言って、新型車両を開発する財力も無い。札幌-函館の移動の中心である「北斗」を減便するわけにもいかず、やむなく既存261系の20両新造で落ち着かせたという印象を受けます。

特に冬場はダイヤが安定するJRに利用が集中しますし、「北斗」「スーパー北斗」の走行する沿線は、現段階では札幌ー函館の表ルート、ビジネスや地元民以外にも、多くの観光客を運ぶ路線ですから、減便や廃止という選択肢は無かったのでしょう。

 

■ 密かに姿を消す「北斗」という名称

投入される261系は、既に現在も「スーパー北斗」として運行されているものです。若干のリニュアルはあっても、大きな変化は無いと思われます。

むしろ個人的には「北斗」という列車名の消滅がショックです。「北斗」は、1965(昭和40)年から半世紀以上の歴史を持つ、JR北海道でも由緒ある名前です。

当時まだ本州からの旅客を運ぶ青函連絡船の到着を受け、北へ向かう特急列車の愛称として命名されたと言われる「北斗」は、昭和の香りが残る名前でした。まさに「上野発の夜行列車」から青函連絡船を経て、札幌へリレーした「北斗」。夜行列車が本州から姿を消し、青函連絡船から青函トンネルへと時代が変化した今、北で待ち受けた「北斗」もまた時代の波に飲まれることになりました。

今後は261系、281系による「スーパー北斗」に統一されるのですが、運行形態も運行速度も収斂される中で、あえて「スーパー」を付する必要があるのか、個人的にはむしろ「北斗」に統一して欲しかったというのが正直な感想です。

 

■ 「スーパー北斗」は車両老朽化問題と距離

何はともあれ、281系、261系で統一されることとなる「スーパー北斗」は、他路線に広がる車両老朽化や後継車両不足というJR北海道喫緊の課題から、ひとまずは解放されたことになります。その点では喜ばしいニュースかもしれません。

しかしJR北海道として見た場合、依然としてこの問題は解決していませんので、利用状況に応じた減便や廃止は今後も続いていくことになるのでしょう。