MASA日記

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保険+α 第29回~ソルベンシー・マージン比率~

11月23日 木曜日 保険+α 第29回

 

おはようございます。

本日は「勤労感謝の日」ですが、お休みの方もいれば、忙しく働いていらっしゃる方もいると思います。休んでいる人には日頃の”お疲れ様”の気持ちを表する日ですし、働いている人はまさに勤労を尊び生産を祝う日ですね。

 

さて、今日はふと思いついたネタで、生命保険会社の「ソルベンシー・マージン比率」なるものをご紹介しようと思います。

 

■ ソルベンシー・マージン比率とは

通常想定される損害を超えた大規模な損害が発生した場合に、そのリスクに対する余力がどれだけあるかを測る指標です。しばしば「支払余力」とも訳されます。

・A:ソルベンシー・マージン比率(%)

・B:通常の予測を超える危険

・C:ソルベンシー・マージン総額(有価証券の含み益などを含む広義の自己資本額)

によって算出され、一般には200%を超えれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。

 

■ 各社のソルベンシー・マージン比率

 保険会社名(五十音順) ソルベンシー
マージン比率
格付
S&P Moodys R&I
  783.5% A+  A1  
  2428.1%      
  677.0%     BB
  945.2%      
  • AIG富士生命
  1104.2%      
  • SBI生命
  1183.4%      
  1638.3% A-   A1
  • かんぽ生命
  1368.6% A+   AA-
  929.4% A+   AA-
  826.1% A  A1 A+
  2731.1% A+  A1 AA
  1681.4% A+   AA-
  • 第一生命
  841.2% A+   A+
  1271.8% A   AA-
  951.1% A   AA-
  1069.5%      
  • T&Dフィナンシャル生命
  1387.8%     AA-
  3329.4% A+   AA+
  902.7% A+  A1 AA
  • ネオファースト生命
  8663.2%      
  1248.8% A  A2 AA-
  • フコクしんらい生命
  652.9%      
  848.0% A+    
  • PGF生命
  798.3% A+   AA-
  885.4% A+    
  • 三井生命
  890.4% A  A1 AA-
  1508.6% A+   AA-
  927.8% A  A1 AA-
  908.7% AA-    
  • メディケア生命
  4139.6%     A+
  2782.4%      
  1504.4%    

 

2017年4月時点の生命保険各社のソルベンシー・マージン比率は上表のとおりです。8000%超という恐るべき数字を持つ会社もありますね。

■ 生命保険会社が破綻した場合

上表を見る限り、200%を下回るリスクを持った会社は見当たらないため、即座に破綻リスクは無いと思いますが、かつて破綻した生命保険会社もあります。

たとえば銀行の破綻の場合、1,000万円限度の保護がありますが、生命保険会社が破綻した場合の救済措置として生命保険契約者保護機構なるものがあります。同社のHPの文言を借りれば、「生命保険会社の保険契約者のための相互援助制度として、万一、生命保険会社が破綻した場合には、破綻保険会社の保険契約の移転等における資金援助、補償対象保険金の支払に係る資金援助等を行」うことで、契約者の保護を図るとしています。補償される割合は、破綻時点の補償対象契約の責任準備金の90%とされており、この機構には、国内で生命保険事業を営むすべての生命保険会社が加入しています。保険ですから、破綻リスクが少ない会社を選ぶことが重要ですが、こうした保護機構制度があるため、万一があった場合でも一定の保護を受けることが可能です。

 

今回ふとこのネタを書いたのは、「〇〇生命っていう聞いたこと無い会社の保険を勧められたんだけど、潰れないかなぁ」という知人からの相談でした。皆さんも、加入を検討されていて不安に感じる場合、「ソルベンシー・マージン比率」を調べてみてください。以上、今週の「保険+α」でした。