MASA日記

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保険+α 第28回~保険金詐取続発~

11月16日 木曜日 保険+α

こんばんは。

木曜日に移動して初となる「保険」、今回は、続発する保険金詐取をご紹介します。

 

■ 2つのニュース

①「わざと交通事故起こし、治療装い保険金2241万円詐取」(西日本新聞

福岡県警の合同本部は10日、22歳~56歳の男女計20名以上を、保険金詐欺容疑で逮捕しました。被害総額は約2,240万円です。仲間で追突事故を起こし、仲間の柔整師がこれを治療したこととする、典型的な自動車保険の詐欺です。

②「葉山の住宅火災 保険金狙い父宅放火容疑」(神奈川新聞)

神奈川県葉山町で昨年発生した男性宅の火災について、県警捜査1課と葉山署は、この男性の次男夫婦含む4名を、火災保険の詐欺容疑で逮捕しました。

火災の1か月半前には、男性の妻が町内の山道で倒れて死亡しているのが発見されており、こちらも事件の可能性があるとして捜査しています。

 

■ 互助の精神

「一人はみんなのために みんなは一人のために」というのが、保険・共済の基本的な理念であり、精神です。これを均等に負担すべく、契約時には適正な加入をしなければいけませんし、支払時には適正な支払いをしなければいけません。

加入時に告知義務に反する場合や、保険金詐欺が支払の免責事由とされているのは、この精神に反する、つまり保険や共済の制度を崩してしまうからです。

 

■ 保険会社も厳しい態度で臨む

当然、大多数を占める普通の契約者を保護することが、保険・共済の役割ですから、互助の精神を逸脱する”可能性”のある請求については、厳しい態度で臨むそうです。

わたしの知人の保険会社社員によれば、①のような事故は昔からありますが、保険会社間や警察との連携もあり、修理業者や医療機関への調査もしっかり行われます。②のようなケースも、火災を科学的に検証する機関と連携して調査がなされます。

つまり、そうした連携はしっかり行われるわけで、不正な請求をすると冒頭のニュースのような結果を招きます。仮に保険会社に圧力をかけても、保険会社は弁護士を通じて法的な解決を図りますから、請求する側も自前で弁護士を準備する必要があります。

また、保険法上定められた支払所要日数についても、調査等が入る事案では延長されますし、調査に協力しない場合は時効が中断することになっています。

保険会社としては、適正に加入し、適正に請求する契約者を守るという姿勢で臨むそうですが、これは当然な話だと思います。

 

■ 保険会社も減っている

かつては保険会社もたくさん存在しました。しかし、合併等を繰り返す中で、その数が大きく減っています。A社で契約を拒否されればB社に行けばいい、とかつては思われていたそうですが、今はそうもいきません。保険会社が合併をし、その数を減らす中で、本当に保険が必要だと思うならば、間違ってもブラックリストに載ったり、その”可能性”が疑われるような行為は避けるべきだと、知人から聞きました。保険会社が減るというのは、そういう点でも影響しているのですね。

 

いずれにせよ、冒頭のような事件は保険・共済制度を根幹から崩すものです。こうした不正な請求が続かないよう願うばかりです。