MASA日記

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【特集】時事ニュースに想う②

10月31日 火曜日 【特集】

 

こんばんは。昨夜からの連載【特集】「時事ニュースに想う」。第2夜の今夜は、台風21号によって発生した川越市の浸水を取り上げます。

 

■ ニュースの概要

今月22日~23日にかけて首都圏を直撃した、超大型の台風21号では、各地の浸水被害が発生しました。台風が去った24日時点で、埼玉県川越市の寺尾地区では、床上浸水50戸以上、床下浸水100戸以上確認され、その後も増える可能性があると判明しました。

この地区では、下水路から雨水が噴き出し、23日の午前2時ごろから道路が冠水、やがて水位は1.5mほどまで上昇しました。消防により、取り残された約40人が救出されましたが、川越市は同地区を避難対象地域とみておらず、避難準備情報を出していなかったことが分かりました。また、同地区に流れ込む水を新河岸川に配水する「中島雨水排水ポンプ場」のポンプが故障していたことも、浸水の一因では無いかと見られています。

 

■ 行政の言い分

住民らは「家に水が入ってきた」と通報したと言いますが、川越市ではこれが把握されていませんでした。つまり情報の収集や伝達が不十分だった可能性があります。

市の危機管理監は「台風がピークを過ぎ、雨量や河川水位が下がったため、寺尾地区は排水されると考えていた」と話していますが、「排水されると考えていた」ということは少なくとも水が一定程度溜まっているという認識に基づいていたのでしょうか。

毎日新聞の取材に対し、この危機管理監は(寺尾地区の避難準備情報を出さなかったことについて)「総合的な判断だ。(22日の)早朝からの選挙業務で職員が大変だった」と釈明しています。危機管理体制も”軽微な災害”扱いでの対応だったとのこと。

諸々釈明していますが、どれを見ても”自然災害に対する危機意識の低さ”が背後にあり、”市の責任ではない”と言いたげな物言いに聞こえるのはわたしだけでしょうか。

 

■ 行政の意義

行政という言葉は、”公的費用負担において遂行される公共的仕事・事務の処理ないし管理”を意味すると考えます。つまり、住民に対するサービスです。

・市民からの通報を適切に把握・伝達・共有できていない

・襲来前から”超大型”と言われた台風に”軽微な災害”扱いの体制で臨んでいた

・しかもその理由が「選挙業務で職員が大変だった」

・加えて寺尾地区の排水機能を果たすはずの「中島雨水排水ポンプ場」が破損していた

・寺尾地区には避難準備情報を出さなかった

という事実や証言を列挙すると、少なくとも寺尾地区にお住いの方々に対する”行政”の役目がしっかり果たされていた、と言えるのか疑問だと思います。

加えてこの寺尾地区、過去にも浸水被害があったそうで、過去の教訓に学ばない一つの悪例ではないでしょうか。

 

■ むすび

わたしは記事を読んだだけですし、当事者でもないのでとやかく言う立場にもありませんが、行政は住民あって成り立つものです。その住民の安心・安全は、何を置いても最優先されるべき事項だと思います。

こうした自然災害は今後も起きるでしょう。今回の出来事が偶然で済まされず、一つの大きな教訓として未来に活かされることを望みます。