MASA日記

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乗り物 第38回~最新版 通勤電車混雑率を見る~

2017年9月12日 火曜日 乗り物第38回

 

こんばんは。

今夜の「乗り物」は、国土交通省より発表されている、通勤電車の混雑率統計を取り上げたいと思います。平成28年度数値が発表されています。東京圏・大阪圏・名古屋圏の主要路線を対象に統計が出ていますが、やはり混雑著しい東京圏を見て行きます。

 

その前に、まず、この「混雑率」という言葉の目安を確認しておきます。一般社団法人 日本民営鉄道協会の鉄道用語辞典によると、以下のように定義されています。

[100%]=定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
[150%]=肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
[180%]=体が触れ合うが、新聞は読める。
[200%]=体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。

正直な感想を言えば、200%でも「週刊誌なら何とか読める」のには驚きでした。

たとえばわたしがかつて利用していた常磐快速線、松戸→西日暮里では、松戸で既に不快な感じがしている中、北千住でさらに詰め込まれた乗客が中で膨張し、南千住のカーブしたホームでは内部膨張した圧力でドアが開かず、西日暮里に着く頃には片足立ちしていたこともあった程です。週刊誌はおろか、身動き一つできませんでした。

念のため過去のデータを見返すと、1996年度の常磐快速線(松戸→北千住)では220%の混雑率であり、なるほどそうだろうな~と納得し、2006年度を見てみると、常磐快速線はベスト10から外れています。同年度第10位が192%ですから、それ未満であったことを意味します。わたしが利用していたのは2004年~2006年ですから、「新聞は読める」~「週刊誌も何とか読める」という範疇にあったということになります。

2016年度の混雑率第1位の東京メトロ東西線(木場→門前仲町)でさえ199%と、200%未満に収まっており、かなり通勤通学の環境も改善されていると言えそうです。

 

しかし、毎日、通勤通学に電車を使っている身として、この数値には違和感を覚えます。先に確認した定義に照らせば、肌感覚では220%以上の混雑率だと感じます。実際、わたしが通勤で利用するいくつかの路線の数値を見ても、疑問を感じざるを得ません。いずれも160%程度とされていますが、駅係員がドアで人を押し込むほどです。

どうやら、この「混雑率」という数値はアテにならないと思い、調べてみたところ、

・調査区間は各社が定めている

・混雑率の多くは、各社の社員による目視調査が基準となっている

という情報が散見されました。2005年3月14日に開催されたシンポジウムでの、東京大学大学院工学系研究科の清水英範教授による「都市鉄道の混雑率の測定方法」なる発表に詳細が示されているようですが、ようやく納得できた気がします。

公表されている数値と、利用者としての肌感覚に相当の開きがあるのは、測定方法に原因があったのですね。もはや人力で切符を切る時代では無いので、入出札数はデータで管理できるはずです。その中で最も多く人が移動する一区間を割り出し、輸送された人数を、輸送力(車両定員、編成数、定員)で除すれば、より客観的に出せるのではないでしょうか。きっと200%超えが続出すると個人的には予想します。

 

また、利用者として混雑率がさらに高まっている、と感じるのは、会社の研修所がある場所の近くや、運動施設の近く、レジャー施設の近く、訪日客等が宿泊するホテルの近く等では、大きなバッグやお土産を手に”満員電車”に乗り込んでくる人も多く、ただでさえ超満員なところにそれらを持ち込まれることで、より一層混雑に拍車が掛かっている気がします。だからこそ、この毎年発表される「混雑率」は余計にアテにならないと思ってしまいます。抜本的に改善を図るには、まず現実を見つめるところから始めなければなりません。リアルな混雑率データを見てみたいと思うのです