MASA日記

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マニアな小ネタの世界 第21回~ういろう漫遊記~

8月25日 金曜日 マニアな小ネタの世界

 

こんばんは。

今夜の「マニアな小ネタの世界」は、わたしが愛する和菓子「ういろう」の世界です。

 

◆ういろうとは

一般には、米粉などの穀粉に砂糖と湯水を練り合わせて蒸した和菓子を言います。

これに対し、よく似ている和菓子として羊羹がありますが、羊羹は小豆を主体とした餡を型に流し込んで寒天で固めた和菓子です。似て非なるものです。

食べてみると、ういろうの方が粘りがある感じがします。

 

◆ういろうの起源

ういろうの起源には諸説ありますが

・色が外郎薬に似ていることから呼ばれるようになった

・陳宗敬の子、胸奇が、足利義満の招きで上洛した際に、外郎薬の口直しに献上した

の2説が有力だと言われています。

 

◆全国のういろう

全国的には、名古屋のういろうが知名度が高いでしょう。

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この青柳総本家青柳ういろうの他、餅文総本店、大須、両口屋是清など、数多くの和菓子店がういろう(ういろ)を製造販売しています。名古屋駅の土産店に行けば、各社のういろうが所狭しと並べられていますので、ご覧になった方も多いと思います。

また名古屋に程近い、三重県は伊勢の虎屋のういろも有名ですね。

一方、関東地方では小田原の国道沿いに一際目立つ、その名も「株式会社ういろう」のういろうは有名です。外郎家というお名前もそのままですが、店舗に入ると、薬のういろうと、和菓子のういろうが並んでいて、ういろうが和菓子であることを一瞬忘れそうになります。食べた感じ、他所のういろうよりも食感が羊羹に近い気がします。

 

そんな中でわたしがお勧めしたいマイナーなういろうをいくつか。

①豆子郎(とうしろう)<山口県

山口のういろうの特徴は、わらび粉に砂糖を加えて蒸すことにありますが、かなり歴史が古いと言われています。その山口ういろうの代表が豆子郎です。

名古屋や伊勢のういろうが太くてずっしり重いのに対し、この豆子郎は、まるでコンパクトな羊羹のような見た目をしており、後引くサイズです。

日持ちのする豆子郎も美味しいですが、生絹豆子郎(すずしとうしろう)は日持ちこそしませんが、よりなめらかな食感が楽しめ、わたしは後者をお勧めします。

味は小豆と抹茶という2種類が基本で、とてもシンプルです。

②長田のういろ<兵庫県

長田神社の参拝者が訪れる「長田のういろや」は明治創業と歴史が古いです。

商品構成は、「白ういろ」と「薄茶ういろ」の2種類が基本です。サイズは豆子郎より大きいですが、特徴はとにかく柔らかいことです。

わたしは各地でういろうを食べますが、おそらく一番柔らかいと思います。立てて持っても真っすぐしないほどで、羊羹との違いを感じさせてくれます。

③阿波ういろ<徳島県

実は四国の徳島県も、ういろうが隠れた名品になっています。餅粉、米粉、大納言小豆等で作られています。また高級な和三盆等の産地とあって、和三盆等を使ったういろうもあり、程よい上品な甘さが魅力です。

わたしのお勧めは、竹内製菓さんの「棒ういろ」です。この粘り気があるもっちり食感と、後からくる程よい甘み、豆子郎よりも小さいサイズなど、尾を引く美味しさです。

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ういろう全般に言えるのは、食べる前に少し冷やすと、より食感が楽しめます。

他にも宮崎の青島ういろうや、京都のういろうなど、各地にういろうがありますが、今回は全国的に見てメジャーでは無いういろうをいくつかご紹介しました。

すあまや白玉だんごが好きなわたしにとって、ういろうは和菓子ランキング最上位に位置するのですが、なかなか周囲の理解は得られません(苦笑)。

最後に、先日、名神高速道路のPAで見つけた岐阜県産栗を使ったういろの写真を掲載しておきます。栗きんとんを名乗るわりに甘みは感じませんでしたが、ういろうらしい食感と渋皮の感じが斬新で美味しかったです。

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