MASA日記

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【特集】5000アクセス記念 プロ野球の観客動員数を追う

7月29日 土曜日 【特集】5000アクセス記念⑦プロ野球の観客動員数

 

おはようございます。

先週日曜日に始まりました5000アクセス記念【特集】ですが、今日からは一つのテーマに焦点を当て、30年を振り返ってみたいと思います。まず最初のテーマは「プロ野球の観客動員数」に見る30年です。

 

先日、プロ野球のオールスターに先立ち、野球殿堂入り表彰が行われたときのこと。星野仙一楽天野球団取締役副会長)が発した言葉に、「昨今、野球をする子どもが少なくなってきた。サッカーの方ばっかり行ってしまう。」という野球界への警鐘のようなスピーチがありました。そして野球の不人気も一部で囁かれています。

しかし、本当にそうなのか?と疑問に思い、調べてみました。下表は、各球団の主催試合における、1試合あたりの平均観客動員数です。

 

     読売    ヤクルト    横浜    中日    阪神    広島
1987 46,815 34,077 23,646 30,969 32,754 17,300
1992 53,846 38,108 25,815 32,015 43,892 19,262
2012 40,333 18,371 16,194 28,896 37,886 22,079
2016 41,724 25,063 26,933 28,991 40,994 29,963
   日本ハム    西武  ロッテ    楽天   オリックス ソフトバンク
1987 19,108 27,815 11,969 15,477 18,923 13,585
1992 32,492 29,338 20,077 19,692 19,092 25,800
2012 25,813 21,195 17,211 16,358 18,482 33,993
2016 29,281 22,791 21,207 22,513 24,923 35,112

オリックスブレーブス近鉄バッファローズが合併し、存続球団がオリックスバッファローズとなり、2004年に新規球団として東北楽天ゴールデンイーグルスが創設された。現存球団の表記上、楽天としていますが、1987年および1992年の楽天の数値は、旧近鉄バッファローズのものです。

パシフィックリーグについては、阪急→オリックス、南海→ダイエーソフトバンクと母体企業の変遷がありますが、現在の球団で表記しています。

 

2016年数値が青字の球団が増加、赤字の球団が減少を表しています。

いかがでしょう。12球団中、4球団を除く8球団が、30年前に比べて動員数増加となっています。さらに、読売ジャイアンツの過去の数値は実質とは異なると考えます。東京ドームの収容人数はほぼ一貫して46,000人程度であり、1987年はそれよりも狭い後楽園球場が本拠地であったことを考えると、その数値は過大と考えます。

そうすると、実質減と言えるのは、ヤクルト、中日、西武の3球団であり、ジャイアンツはほぼ横ばい、その他球団は増加と言えるのでは無いでしょうか。

 

たしかに、かつて昭和の夏の風物詩と言っても良いであろう、ランニングシャツを着た父親がビール片手にテレビで野球中継を見るという姿は、もはや過去のものです。実際、テレビの地上波で放送される野球中継は激減しました。

しかしそれは、野球ゆえの放送枠の組みづらさ(悪天候中止になった場合の代替番組や、延長による他番組の繰り下げ等)や、ネット環境の整備による個々の試聴が可能になったことによる外的な要因によるものであり、結果的に野球中継を目にする機会が減った事実はあるにせよ、野球の人気が下がったわけでは無いと思います。

むしろ、わざわざチケットを購入し、球場に足を運ぶ人は増えています。

 

パ・リーグは球団移転に伴う本拠地の収容力増加も一つの要因でしょうが、それでも多くの球団が1.5倍~2倍近い動員数になっているのは、フランチャイズに根付いたファン獲得が成功している証ですし、セ・リーグでも広島や横浜はファン急増中であり、結果が動員数に表れています。つまり、野球中継が無くなった、サッカーファンが増えた、イコール野球が不人気になった、とは言えないのではないでしょうか。

 

星野氏も野球が不人気になった、とは言っておらず、むしろサッカーに負けず球界を盛り上げるよう頑張れ!という叱咤激励だとわたしは理解しています。

 

問題は、不人気3球団です。しかも何度か触れているように、わたしはそのうちの1球団である中日ファンですから、その憂いは深いものがあります。

まず、西武ライオンズについてはやむを得ないものがあります。1987年と言えば、森監督率いる黄金時代であり、投打に主役が勢ぞろいした時代です。秋山、清原、デストラーデといった強力な主軸など、ファンが球場に押し寄せるには十分な強さでしたから、現在の戦力を見れば健闘していると言っても良いでしょう。

ヤクルトも同じで、当時はぶんぶん丸と言われた池山選手や、主軸の広沢選手が活躍し、90年代も野村監督率いる黄金時代で話題を撒き続けていたので、現在と比較して動員数が多いのもやむなしといったところだと思います。

中日は要改善です。たしかに1987年から指揮を執った、闘将・星野仙一時代のドラゴンズは人気がありました。しかし、数値が微減と言っても、2007年のナゴヤドーム開設以前は、狭いナゴヤ球場が本拠地です。ナゴヤ球場で3万人以上を動員し、ナゴヤドームで2.8万人では、やはり球団の営業が不振と言わざるを得ません。球団、首脳陣、選手、ファン一体となった改革が求められるところです。

 

と、30年前と比較した観客動員数を見てきました。こう見ると、プロ野球はまだまだ人気があるスポーツです。今後も発展して貰いたいものです。